私たちが伝えたいモリトのコト(タグライン作成秘話)
こんにちは 広報担当のオカです。
コンビニで久しぶりに手に取ったお菓子、何か変だな~と思ったらパッケージが変わっていました。最近では脱プラスチックの流れと共にエコ包装を考えた市販のお菓子が増えているようです。パッケージの材質がプラスチックから紙に変わっていたりします。
パッケージの変更は、時に社運をも変えてしまうことがあるそうです。「おいしいお菓子を届ける」コトを最も大切にしてきたある老舗菓子店は、先代から受け継いだパッケージを思い切って変更したことで、お客様の層が変化し、全国に新たなファンを獲得。売上は2倍になったそうです。
私たちの最も大切にしたいコト
先日、モリトはコーポレートブランドを刷新、新しいロゴ、そして タグラインを発表しました。
リリースの詳細は▶▶▶コチラ
このコーポレートブランド刷新の始まりは、今から2年ほど前。
モリトはこれまで主にメーカー企業との取り引きを通じ、様々な身の周りの商品・パーツを扱う黒子として、業界の中ではそれなりに知られています。しかしながら、一般の方が私たちの存在に気付く機会はほとんどありませんでした。
今のままで、いいのか?
私たちは、そんな縁の下の力持ちとして、普段何気なく使っている商品に誇りとこだわりを持ってパーツを提供しています。
しかし、今のままで、いいのだろうか?そろそろ「モリト」という会社・ブランドをアピールして・・・
そんな想いから、部門横断で社員に呼び掛け、ブランディングプロジェクトを立ち上げました。
CIチームでの取り組み
プロジェクトはいくつかのチームに分かれていて、私、オカは、会社のコンセプトを定め、社内外に発信していくCI(コーポレート・アイデンティティ)チームに参加しています。
CIチームに与えられたミッションは、事業会社であるモリトジャパンの会社分割に併せて「新しいモリトロゴ」を作るコトでした。
新しいロゴを作るといっても、何から決めていくべきか?何を表現するべきか?議論していく中で、私たちが考えたのは・・・
ということでした。
そこで、まず初めに、モリトで働く社員がなんとなく感じている「モリトらしさ」とはどんなものかを考え、タグラインとして表現することに決めました。
「らしさ」を ひとこと で表現する
みなさんは、タグラインと聞いてどういうものか分かりますか?
正直、はじめはプロジェクトメンバーでも分かる人はほどんどいませんでした。
だそうです。
とても有名な例をあげると、「お口の恋人」といえばどうでしょう。こちらは、株式会社ロッテの有名すぎるタグラインです。きっと誰もがご存じではないでしょうか。
このように、タグラインは企業ロゴとセットで掲載されていたり、テレビCMなどで出てくる企業のキャッチフレーズのようなものです。
私たちは、タグラインを作るべく、まずは「モリトらしさ」を表す言葉を、プロジェクトメンバーで出し合いました。
コアターゲットはどこなのか?
独自の特徴は何か?
どのような価値を提供しているのか?
人で表すとどういうパーソナリティか? 等々
商品軸と企業軸で考え、出てきた言葉の数は、210個以上にも。
これらの言葉を分類・整理していくと、意外にも方向性に大きなズレはありませんでした。が、言葉のチョイスは人それぞれでした。
ひとつひとつの言葉をすり合わせていく中で、「モリトらしさ」の核となる言葉が見えてきました。
それは、「あたりまえ」そして「新しさ」だったのです。
タグライン・新モリトロゴの完成
「あたりまえ」という言葉は、日常生活の中で違和感なく、いつも身近に存在しているモリトのパーツを意味しています。そして、そんなパーツの使いやすさを追求し、新しい商品の開発・提案を続けていることを「新しさ」と表現しました。
この2つの言葉を「に」という助詞でつなげることで、常にあたりまえに「新しさ」をプラスするというモリトの姿勢も表現したタグラインが完成しました。
このタグラインやプロジェクトの議論で明確化した「モリトらしさ」から着想を得て、新たなロゴも完成しました。
「M」は新しさに触れた時の動悸・電気が流れたようなイメージ、そして「ORITO」は、少し隠れた黒子をイメージするとともに、地平線から昇る太陽のような力強さを表しています。
あなたに伝えたい
こうして、たくさんの議論を重ねて完成したタグラインと新ロゴ。
次の私たちのミッションは、これを社内外のみなさんへにどのように伝えていくか?ということです。
そこで私たちは、タグライン「あたりまえに、新しさ。」を表現したコンセプトムービーを作りました。
モリトを知らない方にも「モリトってこんなことやっている会社なのか」と思ってもらえる内容に加え、モリトの社員でも知らないような、ちょっぴりマニアックな内容と演出が詰まったムービーになっています。
どんな内容なの?隠された演出って何?
気になりますよね~こちらはコンセプトムービー制作の裏ばなしとして、またの機会にご紹介したいと思います。
まずは是非、一度コンセプトムービーをご覧いただければうれしいです。
私たちの大切にしたいコトが伝わりますように。