揚羽蝶の幼虫 その後
閲覧注意です。文中に揚羽蝶のサナギ写真が出てきます。苦手な方はページから離れて下さいね。
サナギの前に、庭の様子を少々。
何ゆえこの配色?赤&黄色。
なかなか派手な配色なのですが、1枚目と2枚目の写真は同じ薔薇で、咲き進むと退色し、淡い色合いへと変化します。
こちらは退色後の様子です。
大輪でとても目立つ薔薇です。
香りは弱いですね。
日陰欲しさに植えた更紗空木は散り始めました。
落ちた花弁はだんご虫が腐葉土へと変えてくれそうなので、そのまま放置しています。とても重要なキーパーソンだんご虫。
この春も例年通り、庭の住民(ヤモリ他、豪華共演者)たちから発見を貰っており、今後はそちらも記録として残したいと思っています。
さて、保護した揚羽蝶の幼虫ですが、我が家の段ボール保護施設の中で無事サナギになりまして、それがこちらです。
箱の中に入れておいた枝に擬態しています。
横から
そっくりではありませんか! なんか、この能力欲しい。深い森の中でその場と一体化する。
あれ?もしかして、擬態ではないけれど、静な森では人は、森の一部になってはいそうですね。○○に気をとられてたら、転んだ。みたいな、取られはしないけども、森の中に気が移動する。そんな感覚なら分かる様に思います。
サナギの話に戻しますが、その中で幼虫は自ら酵素を放出し、特定の筋肉と神経システム以外を溶かしてしまうのらしいです。残された一部の筋肉や神経システムは成虫源基となり、溶かされてドロドロになった液状の物は細胞促進の役割を持つのだそう。
しかも、成虫には幼虫だった頃の記憶すらあるという…。海外の研究でそんな事が書いてありました。
地を這っていたものが空(くう)を舞う。
どんな気分なんだろう?
随分前の事ですが、空を飛んでいる夢を見て、目覚めたらやけに体を窮屈に感じた事がありました。朝起きた時、意図せず伸びをしてる。という経験がある人も多いと思いますが、睡眠というのは空(くう)の状態なのかしら?蝶々の成虫状態。
知らんけど。
そう言えば、数日前にサナギを軽く、突っついてみたら、それに反応して動きましたよ。どうやら生きているようです。サナギを入れた段ボール保護施設は室外に置いており、寒暖差を直に体感してもらっています。(玄関先の軒下に設置)
太陽と月明かりを感じ、寒暖差を感じ、庭の気配を感じて強い揚羽蝶になっておくれ。
君の命が
明日に繋がりますように
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