レジに関わる小さな困りごとを「デジタル」で解決したい。
現在、小売業でレジ業務のオペレーション効率化やレジ周りの什器開発・基準作成を行う業務を担当しています。前回投稿したレジや部署内の困りごとを改めて見直し、上司や同僚、職場関係者からヒヤリングを行いました。ベンダーや他部署も巻き込むような大掛かりな解決が必要かもしれませんが、まずは現在のインフラで学んでいるスキルをどうやって使えば解決できるかを深堀をしていきました。
1.資材発注する際の資材の正式名称と発注先を知りたい。
テーマの理由(課題)
頻度としては毎日ではないものの、機器備品の正式名称を知っている人は店舗では固定化(開店時から在籍している人や勤続年数が長い人など)されていることが多い。
レジ従業員の誰もが「ここまではできる」状態を作らないと、知っている人が異動や退職した際に本社への問い合わせが増える(本社の業務負荷増。店舗はこれだけのための業務時間増につながる。)
ヒヤリング対象者
直属上司(マネージャー)・上司代行 2名からヒヤリング
質問内容と回答内容
解決アイディア
本社ではレジの必要機器・備品を事前に画像登録し、店舗ではサービスカウンターに設置しているPCのカメラで写すと備品の正式名称が表示でき、発注先も表示できるようにする。そうすることで本社への問い合わせが無くなる。(Teachable Machineの活用)
発注先が社内のサイトの場合はジャンプし、正式名称がそのまま入力して発注画面に行けるようにする。イントラ内の発注サイトを探す手間がなくなる。
2.売価エラー報告に必要な入力作業を簡単にする。
テーマの理由(課題)
レジ責任者、または代行者が発生の都度、紙による台帳記入を行い、1年間の保管を行っている。
毎週、レジ責任者は事務所のパソコンを使用して本社の報告サイトに入力を求められているが、日給月給社員の責任者がいない、または責任者が50代の店舗ではPC入力が不慣れのために入力に時間が掛かる。
ヒヤリング対象者
前部署がレジ責任者だった同僚・レジ業務のエリア統括担当 の2名からヒヤリング
質問内容と回答内容
ヒヤリングをした結果、本社・支社の各部署から店舗に報告を求めており、それに店舗は対応していた。しかし、重複している報告内容や報告に必要な情報収集のやり方は導入時のみの教育だったり、作業時間について考えていないため、無駄な労力をかけている。
解決アイディア
レジ責任者は毎週の報告の入力を行う時に、一つずつサイトをクリックせずに、一遍にログインができる状態にする。(Power Automate for desktopなどを利用)
重複する報告項目については入力したら、全シートのセルに反映できるようにする。
営業数値(売上・客数)などは違うサイトを開く必要があるが、ログインから数値出力までをワンクリックでできるようにし、可能であれば報告シートに入力できるようにする。
今後
上記解決アイディアは現行の報告フォームでの解決策であり、報告に対して重複している事を統括・管理する責任者がいないため、上司経由で見直さなければならない。
3.まとめ
LINE-BOTやPower Automate for desktopなどRPA、OCR、画像認識など学んできているが、これまでは無理やりその技術を盛り込もうとしていました。
しかし、色々な方とヒヤリングする中で、どうしたらよいかをスキームを考え、この部分には学んだスキルを入れたらどうだろう、と感じました。
質問の仕方が粗く、まだまだ深堀出来ていないかもしれませんが、「店舗で働く従業員が楽になるように」と感じられるように考えていきます。