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ドイツ漫遊記26~いざ、フランクフルト・アム・マインへ~


シュトゥットガルトを後にして

 10月22日は天気が優れなかったため、ホテルとスーパーマーケットを行ったり来たりしながら過ごす日々であったため、特に書くことがなかった。
 翌10月23日はシュトゥットガルトを後にして、フランクフルトへとやってきた。
 ドイツで五番目に大きいという大都市フランクフルト。シュトゥットガルトに比べてさらに都会的で、まばらに立つビル群を見ているとオーストラリアのシドニーを思い出した。シュトゥットガルトに比べて平らな場所が多く、電車でのアクセスもしやすい。中央駅を中心にしてぐるりと街が栄え、横を流れるマイン川が美しい。総合的な街並みがミュンヘンやシュトゥットガルトに比べると美しく感じられた。
 FEILERというお店に行きたかったため、足早にお店に向かってハンカチを大量購入。計8枚とTax free用のペーパーを貰って90.50€。ハンカチにしてはお値段がするが、日本で買うよりは安いと考えて購入した。
 そうして10月23日は終わった。

シュテーデル美術館へ

 

シュテーデル美術館

 10月24日は晴れのち曇りであったため、美術館へ行くことにした。ちょうど、女性芸術家の絵画での運動に関する展示会をやっていたので、それを見ることにした。
 ピカソ、レンブラント、ハマスホイ、ドガ、ムンク、ドラクロワなどの有名どころの作品も数点あり、非常に楽しい美術館であった。特に風景を描写した作品や、相変わらずドガは気持ち悪いなとか、ムンクっぽい雰囲気たっぷりだなぁと絵画鑑賞を十分に楽しんだ。
 絵画等の話に関しては、山田五郎先生のyoutubeをよく見ている。そんな山田先生が解説をしていない画家に興味が湧いてきた。
 風景画を見ていると、写真もスマホも無い時代に人々が「旅をしたいな」とか「美しい景色を見てみたいな」と思った気持ちが分かる気がする。美しい風景画には人を突き動かす何かがあるように思うのだ。その絵を見て、「自分も確かめてみたい」と思わされるのである。私はヴェニスに行きたくなった。
 地下には現代美術の絵画が展示されていた。正直に申し上げれば何がなんだか分からない。それでも、絵画というのは何がなんだか分からないものが面白いのである。何がなんだか分からないから、自分なりの理由を付けて落ち着こうとする。ああでもない、こうでもないと考える時間が楽しいのである。
 あっという間に一日が過ぎ、のんびりREWEに寄ってサラダボウルを買って帰った。ホテルでぼんやり食べながら、美しい絵画を思い出して眠った。

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