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【 あえて見せないことの力 】 本屋さんに学ぶ、売り込まずに売れちゃうヒント
僕は本が好きで、出かけた先では、
必ず本屋に立ち寄ります。
書店員さんや、書店のカラーが
お店ごとに違い新刊書店であっても
個性が現れます。
書店業界では 本棚の配列を作ることを
” 棚をつくる ” といいます。
この本の隣に、どの本をならべるか?
どんな見せ方や伝え方で、
お客さんに手に取ってもらうか?
書店は,静かな情熱に溢れていて
それを感じ取るのがすごく好きです。
時々、フェアをしたり
本以外のものも販売したり
色々な企画で仕掛けてきます。
そんな企画や、書店員さんの思いから
偶然の出会いに可能性を広げてもらえる
それが、書店の醍醐味かなーと
個人的には思っています。
さて、
話はちょっとそれますがが、
買おうか迷っていたものが、
たまたま売り切れだったら
さらに欲しい気持ちに火がついた
そんな経験はありませんか?
みたい部分が見えなくなっていたら?
みたい気持ちが高まったりした
そんな経験はありませんか?
今日は本屋さんで出会った、
「 あえて、見せない事で買いたくさせる 」
「 売り込まないのに、書いたくなっちゃう 」
そんな、素敵な仕掛けを3つ紹介します。
フリーランスで仕事をすると
選ばれるために、違いを出すための工夫が
必要な事があります。
「 自分らしく働きたいけど、他との違いなんて出せないです」
そんな方のヒントにもなるはずです。
是非、最後まで読んで見て下さい。
■ 新刊本という難しさ
僕は本も好きですが、
本屋という空間がもっと好きです。
新刊書店には複雑な事情が沢山あります。
返品ができる制度がある反面、利益率が低かったり
売れない店への配本はどうしても少なくなったり、
発売日を揃えなければならなかったり…
定価が決まっていて、値引きができない
家電よりも独自の工夫が難しい世界
なので、新刊書店の販売戦略を観察する事は
自分から売込みずらい仕事をしている人も含め
フリーランスの僕達にとっても、大きな学びがあります。
■ 梟(ふくろう)書店
先日、梟書店という本屋というか喫茶店というか?
に偶然出会いました。
珈琲を愛する菅野さん、本を愛する柳下さん、
2人の偏った愛の形が結晶化してできたお店。
普段、本屋さんに行かない人が、
この情報の多い時代に
楽しすぎる本や珈琲の世界に
いかに触れてもらえるか?
それを考えていたら行き着いた形がこのスタイル
きっかけは、
「 情報が多すぎる 」
情報が多すぎるから、手に取る機会がへり
その楽しみを奪っているのでは?
この書店は、そんな本や珈琲との
【 出会いや愉しみ 】を売っているお店
自分の好奇心に向き合うべく
無駄な情報を隠すため
本のタイトル、表紙のデザイン
著者などの全ての情報が隠されています。
その代わりにガイドとしてあるのは
「 感想やおすすめの理由 」
「 この本を読んだ人が次に読む参考ルート」
極めて主観的な内容だけを手がかりに
本を選ぶ体験がデザインされています。
![](https://assets.st-note.com/img/1659051472032-dso8xgD9KR.jpg?width=1200)
そして、
・ゆっくりと本の世界に向き合うための空間
・新たな世界に、出会うためのきっかけ
それらだけが、そこにありました。
選択肢が多すぎると、
人は選ぶことをやめてしまいます。
【 あえて制限する事で生まれる世界 】
![](https://assets.st-note.com/img/1659048703674-RRd8Uu0yrF.jpg?width=1200)
「 あなたは、何を手放しますか? 」
「 あなたは何をするのをやめますか?」
こんなことを考えると
他の人とは一味違ったサービスや商品が生まれ
理想の働き方に一歩近づくかもしれません。
ちなみに、選択肢が多いと
満足感はある一方、購買につながらないという実験があります。
興味がある方は「ジャムの実験」と検索してみて下さい。
コロンビア大学の有名な研究が出てくるはず。
詳しく知りたい方はこちら → 「選択の科学」
■ 文庫本Xと、本の処方箋
本というのは読み終えるまで、
本当の魅力が伝えきれません。
本も手に取ってもらうために、
表紙をデザインしたり
気になるタイトルをつけたり
帯にキャッチコピーを添えたりします。
前書きや後書き、
小説なら書き出しの1行なども
購入を決めるための大切なポイント
表紙を隠すということは
その全てを封印して売るということ。
梟書店より前にも、そんなサービスがありました。
他に2つ表紙を隠して販売したアイディアをお伝えします。
詳細はリンクから見てみて下さい。
文庫X
https://www.sankei.com/photo/daily/news/160907/dly1609070005-n1.html
本の処方箋
https://withnews.jp/article/f0180528003qq000000000000000W00o10101qq000017406A
これらをみて
「なんだ真似か」とか、
「 元祖はどこなんだろう?」
そう思う方もいると思います。
でも、
誰かの試みを見て、自分だったらと…
アイディアをブラッシュアップすることって
素晴らしくないですか?
うちが最初だ…、こっちの方が上だ!
そんな感じで足を引っ張り合う世界は
僕は好きではありません。
良いものは取り入れ、自分なりの形で磨いていく
それを見て別の誰かが…
自分らしく生きる人が増えたら
世の中に価値が増え
他の人の足を引っ張ることより
自分のしたいことで忙しくなる。
そうすれば
もっと豊かになり
もっとしあわせが増える気がしています。
僕は、建築の設計やデザイン、そしてフリーランスの方の
わがままな働き方をお手伝いをするお手伝いなどをしています。
これもまた、本のように
1度体験してもらうまで良さは伝わりません。
何を隠して、魅力を伝えよう…
■ まとめ
表紙を隠すという共通点でも
これだけの切り口が生まれます。
その他にも沢山のサービスがあります。
本屋について語り出すと止まらないので、また別の機会に(汗)
今日は、条件が縛られていて工夫がしにくい
新刊書店での販売戦略について書いてみました。
あえて情報を制限することで、
期待値をコントロールしたり、
偶然の出会いをうながし、
可能性を広げてくれる。
手に職を持つフリーランスの方は、
「売る商品・サービス」「 売る場所」「 売り方 」
「 売る相手 」などなど…
全てにおいて工夫ができる状況にいます。
お客さんの本当の満足を最優先し
あなたのこだわりや、思いを乗せて
利益も取れる、理想のしごとや人生の設計を是非妄想してみて下さい。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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