無色透明という無限の可能性
人や自分、場所やモノの可能性を広げ
その時は誰も想像していなかった
新しい物語が動き始める。
そんなきっかけをつくることを理想にしごとをしています。
関係シフトデザイナー・建築家の盛田真五です。
可能性を開くことは
必ずしも何かを、つけ加えることではない!
・制限をかけること
・何かを省くこと
・あえて見せないこと
余計なものを断ち切って、見えてくる新しい世界
がある、そんな風に普段から感じてはいましたが
今日、素敵なコンセプトに出会い。
心が震えたのでシェアしますね。
コンセプトも、企画も、文章表現もやばい!
沢山の方の、ヒントや刺激になると思います。
きっかけはクラブハウス!
毎週水曜日の朝8時に、日本一のバーテンダー山崎剛さん
CMや映画音楽などにも関わりがある、音楽家の天野翔さんと3人で
クラブハウスをしています。
29日のルームでは
コンテストについて話をしていました。
・審査結果にたいする講評について
・審査基準や採点基準の話
・適正な審査の為の色々な工夫
ブラインド審査
一番上と一番下の点数を省く
とか…
誰かの主観だけで決まるのも良くないけれど
減点を減らす事が目的だったり
みんなが選ぶものを
狙いに行くのもどことなく寂しい…
でも、
テーマや基準があり、競争があるから
成長するとも言える
無色透明祭って、知っていますか?
そんなことを色々、思っていたら…
とあるコンテストの情報を教えていただきました。
その名も【 無色透明祭 】
ボカロ曲匿名投稿イベントです。
詳しくは、リンクを見てもらえたらと思います。
https://site.nicovideo.jp/mushokutomeisai/
「 全員、透明、新たな出会いがここにある」
「 我々は知っている、どんな作者も
無名から始まったということを。 」
無色透明という言葉や意味付けに
僕は、無限の可能性さえ感じました。
はじめは、
まだ無名なアーティストの、チャンス獲得の場
そんな機会だと思ったんですが、
そうじゃないんです。
無色透明であることで
著名なアーティストにも、
リスナーの方も…
みんながハッピーになる。
素晴らしい可能性がデザインされていました!
著名なアーティストも、売れる為の曲ではなく
本当の自分を表現したい。
リスナーさんも、
新しいものが生まれる場所に立ち会いたい。
誰もが色眼鏡をとって、
純粋に音に向き合う体験を楽しめる
こんな、誰もが豊かになる
仕組みやコンセプトに感動しました。
未来の売れっ子になるチャンス?
FAQ(質疑応答)の対応や基本ルールもすんばらしい!
軸に全くブレがない。
動画表現であるけど、
背景画像や、使えるフォント(文字の書体)を制限したり
音楽以外で個性を出したり
工夫をしにくい制限が本当によく考えられています。
・誰かが特定できそうなものはNG
・音楽以外で加点を狙えそうなものはNG
なんのためにするのか?
”目的意識” と ”ゆるがない判断軸”
大抵の場合、角を立てないように配慮し
もめないよう、炎上しないよう変な気を使い
目的がなんだったのかわからなくなる…
この企画を考えた方も、
その企画を実現させる主催者の器の大きさも
すごいなーと感動しました。
神はディティール(細部)に宿る!
建築家のミース・ファンデルローエの言葉があります。
今回の企画の小さなホームページの短い文章の中には
小さなこだわりがぎっしり詰まっています。
例えば、
コンペでも、コンクールでもない
祭という表現。
企画者の意図が感じられてしびれます。
とんがったまま、
誰もがハッピーになる、素晴らしい企画!
沢山の人のヒントになる気がします。
是非、リンクから覗いてみてください。https://site.nicovideo.jp/mushokutomeisai/
無色透明な世界で、
あなたはどんな戦い方をしますか?
ちなみに
僕は戦って勝つのが苦手なので
戦わずに ” 選ばれる ”
そう言った生存戦略をとってきたように思います。
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