見出し画像

トーハクの考古展示室

過日の上野のトーハク(東京国立博物館)。
空也上人に久々に逢いに行ったんですけれどね。
京都の六波羅蜜寺の、さりげなくポンッと置かれた感じでなく、仰々しくスポットライトを浴びて立ってらっさるのが「なんだかこっ恥ずかしいんやが…(^^;)」って云ってるみたいで「そだねぇ…(^^;)」と応えておきました。
あ、でも後ろ姿が観れたので、着物の裾がフワッと風になびいてるのとかアキレス腱とかね。そいうのん観られたのは楽しかった。

さて。
トーハクといえば考古展示室が毎度楽しくて、なんだかニヤニヤしちゃうので、ちょいとオススメしてみようかと。

一枚目のライダーキックしてる子は平安時代につくられた押出蔵王権現さん。


ヘアが怒髪天になってるから、やっぱ怒ってらっさるんでしょが、どっちかっていうと困ってる風でカワイイ。
影も佳いですね。


二枚目の「ん?」とこっち見てる子は鬼。


頼光さんが大江山に入った時の模様が彫刻された花瓶をささえてる鬼。
明治時代のウィーン万博に出品された、横山弥左衛門さんの作だそうです。


三枚目。


どう見ても河童な髪型の狼な彼は、実は駝鳥だそうで。
江戸時代に堀田正敦さんが編纂された「禽譜」に掲載されてた絵。
不気味でヨイでしょ。


でもって最後の四枚目は、伊能忠敬さんが描いた九州南部の地図。


一見すると「ふーん、地図か。」で通り過ぎちゃいそうになっちゃうんですが、いやいやちょっと待て?
「アレ?コレって手描きだよね?「アレ?コレって筆の時代に描いたんだよね?」
「アレ?」「アレレ?」「ナニコレスゴイ!」「パソコンじゃないんだよね?手描きだよね?」「伊能さんエゲツナク緻密な性格?」「ヒャー上手!」
ってな風に時間差でワーキャーなる逸品。
とにかく生で観てみてください。


他にも土偶とか埴輪とか。ね。
こんなにいっぱいイイんですか?ってなるお宝な場処です。
ぜひぷらりと行ってみてください。

#トーハク #東京国立博物館 #考古展示室 #love #moritaMiW #カワイイ #押出蔵王権現像 #頼光大江山入図大花瓶 #伊能忠敬 #上野

いいなと思ったら応援しよう!