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【即興詩】2024/10/30「思い込みに気づけない人々」

「気ままであれ」
それは
教えというよりも
諦めを孕んだ願いに近く

「流されるなよ」
それは
叱りというよりも
自責の念の裏返しで

「あなたのために」
それは
優しさというよりも
方便なのだ

優しい人がどれだけいるか、を考える時、他人に期待をすることの怖さを知っている人の発言だと解釈します。
生きながらにしてこういった思い込みが、時に自分の人生に牙を剥く。

二十歳を過ぎたら、それまでに身につけてきた観念を残りの人生で捨てていく、とはよく言ったもので、その観念そのものは、必要な時と「持ってはならない」時がある。
身体を軽くせねば自重で死に至る、というようなことも、きっとあるのでしょう。

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