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【記録】個人事業主への道のり(2/n)

こんにちは、tocoです。

転職先での副業がOKということから、個人事業主としての開業を目指すまでの過程の記録です。
(開業目的や前提は、第一回のこちらを参照ください

今回は、実現ステップでまとめた一つ目の
事業内容について考えた内容をまとめてみます。

1. 事業内容の決定
 ・1DK一室を活用した事業リストアップ
 ・最終目標に照らした事業の決定

2. 事業計画作成
3. 開業準備
4. 事業運営
5. 事業拡大

「第1話 実現ステップ」より。今回は太字箇所が対象

・ 1DK一室を活用した事業案リストアップ

物件の特徴と制約条件

私が所有する賃貸併用住宅の1階部分、30平米程度の1DKが、この事業の資本です。8月に借主が退去することになったので、これまで賃貸として貸し出していたこの部屋を、そのまま賃貸継続するのではなく、新しいことを始めるチャンスだと考えました。

この物件は目黒区の住宅街にあり、最寄り駅から徒歩8分の場所にあります。築5年で、設備面では二口コンロ、Wi-Fi完備、バストイレ別と、一通り揃っています。賃貸併用住宅という特性上、2階に大家である私が住んでいるため、何かあった時の対応がしやすいのも特徴です。

図面的にはこんな感じ。1階部分です。

さて、この空間で何ができるか。なんとなく思いつくいたアイデアが以下の5つ。

  1. 民泊(外国人観光客に日本の生活を体験)

  2. シェアオフィス(在宅ワーカーの味方になる)

  3. プライベートジム(筋トレ愛好家の秘密基地に)

  4. 教育スペース(得意のパソコン教室とか)

  5. 趣味教室(大人の趣味探しを後押し)

どれも30平米でも実現可能で、住宅街という立地にも比較的適していそうです。

予備的な評価と絞り込み

これらの案を軽く評価してみます。考えたポイントはこんな感じ。

  • 初期投資額(予算は100万円以内。大盤振る舞いはしない)

  • 運営の複雑さ(本業があるので、あまり手がかかるのは避けたい)

  • 収益性(儲かるに越したことはありません)

  • 個人的な成長機会(色々学びたい!)

  • 近隣への影響(ご近所トラブルは避けたい)

評価してみると、面白いことが見えてきました。例えば、プライベートジムって、専用マシンを揃えるだけで200万位かかりそう。一方で、民泊やシェアオフィスなら、すでにある家具を活用できそうです。我が家には使っていない家具や備品が多く、もったいないことになっているので、これも再利用できそう。

一方で、教育スペースや趣味教室は、運営が少し大変そう。でも、その分だけ真剣にやれば普段とは違う世界を見て、学べることも多そうです。「苦労は成長の種」なんて言いますしね。

収益性で言えば、昨今のインバウンドを受けて、民泊が一番稼げそうな予感。でも、法律のことやご近所への配慮など、クリアすべきハードルも高そうです。

この予備評価で分かったのは、どの案にもいいところと難しいところがあるということ。でも、もっとしっかり比較するには、もう少し具体的な物差しが必要そうなので、次は、いつも仕事でやっているように、細かい評価軸を考えることにしました。

・ 最終目標に照らした事業の決定

評価軸の設定と詳細分析

予備評価を踏まえ、より詳細な分析をしていきます。5つの事業案を比較するために、以下の5つの評価軸を選定しました。

  1. 初期投資額

  2. 自分自身の関与度

  3. 収益ポテンシャル

  4. 運営の複雑さ

  5. 事業主の経験

これらの評価軸は、私の状況(本業との両立、予算制限、成長意欲)と物件の特性(規模、立地)を考慮しています。特に「自分自身の関与度」と「事業主の経験」は、副業として始める上で重要な要素だと考えました。

各評価軸の定義と指標 それぞれの評価軸は、ざっと以下のように設定しました。

  1. 初期投資額:
    低(〜50万円) / 中(50〜100万円) / 高(100万円〜)

  2. 自分自身の関与度:
    低(月に数時間程度) / 中(週に数時間程度) / 高(ほぼ毎日)

  3. 収益ポテンシャル:
    低(月10万円未満) / 中 / 高(月20万円以上)

  4. 運営の複雑さ:
    低(マニュアル化可能) / 中  / 高(常に判断・調整が必要)

  5. 事業主の経験:
    低(定型業務) / 中 / 高(多様な経営スキル習得)

事業案の比較評価表

これらの評価軸に基づいて、5つの事業案を評価しました。
結果は以下の表のとおりです。

紙ナプキンでのメモ。費用とかざっくりすぎるかも。。

この表を見ると、各事業案の特徴がより明確になりました。

民泊は、初期投資は中程度ですが、収益ポテンシャルが高く、事業主として多様な経験を積める可能性が高いです。私の関与も少なそうで、本業との両立がしやすそうです。

シェアオフィスは、初期投資が低く、運営も比較的シンプルですが、収益ポテンシャルや得られる経験もあまり多くなく、賃貸で貸すのとあまり違いはないかもという気がします。

プライベートジムは、初期投資が高いのが難点ですが、それ以外の面では平均的な評価となっています。この評価の外ですが、今自宅の周りにどんどんプライベートジムができてきて、競合が多そうなイメージがあります。

教育スペース(パソコン教室)は、初期投資が低く、事業主の経験を積むには良さそうですが、私自身の関与が必要なので、それなりに時間が取られそうです。

趣味教室(囲碁教室や読書サロン)は、初期投資は低いものの、ガッツリ時間を割く必要がありそうです。また、集客含めて運営の複雑さも高いため、副業としては難しそうです。

***

この評価を踏まえ、私は最終的に民泊事業を選択することにしました。

  • 収益ポテンシャルが高いこと

  • 法律面・税務面含め事業主として多くを学べる点

  • 外国人とのコミュニケーションが取れて楽しそう

  • 一度仕組みを整えれば、本業との両立や横展開も可能そう

次回は、いよいよ事業計画の検討に入っていきます。民泊事業を始めるにあたっての具体的な準備や課題、収益シミュレーションについて詳しく見ていきたいと思います。

皆さんも、自分だったらどの事業を選ぶか、考えてみてくださいね。

ではでは。

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