「いろんな人」の話が聞きたい
世の中は、たまらん話で溢れている。
昨日、藤本智士さんのトークイベントの後、懇親会があったのだが、参加して本当に良かったと思っている。
藤本さんの話を聴くことが第一目標ではあったのだが、参加している方の話もとても興味深く、面白かった。
僕のように平々凡々と生きている人間にとって、それはとても刺激的だったのだ。
その人にしか語ることのできないエピソード、というのがたくさんあるのだ。そして、やはり本を読んでいる人の集まりだったので、みなさん話が上手い、そして面白い。同時に聞き上手でもある。
誰かの話を聴くこと、そして移動を繰り返すこと。
これから僕にとって必要なことなのではないか、と強く感じたのである。
さて、素敵な週末を送って、現実に戻ってきたのだが、おかえりといわんばかりの手荒い祝福を受けた。サヨナラホームランを打った打者のような。
寒過ぎませんか今日。風もつよい。背が縮んだ。
今は、スターバックスでコーヒーを飲んでいるのだが、店員さんに今日寒いですねえ、と話しかけると、明日はもっと寒いらしいですよとのこと。
そんな急に本気を出さなくてもええんやで冬。
お家でどうぞと試供品のコーヒー豆をいただく。しょっちゅう通っているせいで、顔を覚えられているのだ。
先週から『海辺のカフカ』を久しぶりに読み返している。
改めて読んでみると、この本は、若者に向けた、社会をサバイヴしていくための教科書のような作品だなと思うのだが、それは僕がある程度歳を重ねたからそう思えるだけで、中学生が読んで、ああなるほどなあとなるにはなかなかのレベルを要求される。つまり、この作品を10代で読んで、ああ面白いとなるには、すでにそれだけの力が備わっているということでもある。
20代で村上春樹にのめり込み、そして30代に入ってもなお村上春樹から得ることのできるものは多い。少年にしては聴いてる曲が渋すぎるからだろうか。15の少年が、ジョン・コルトレーンのソプラノサックスがどうのこうのと言ってたらかっこいいなとは思うが、村上自身は実際にそうだったのかもしれない。かっこいいな。
もうすぐ読み終わるのだが、ありがたいことに読みたい本はたんまりとある。ちょいと予定を立てないといけない気がしている。そろそろ読書泊を敢行する必要があるかもしれない。1週間くらい旅館に篭りたいよー。
週末もおそらく書店をいくつか回ろうと思っているので、本が増えてしまう。今週の電車の中でいかに読み進められるかが勝負になりそうだ。家ではドラクエがしたい。
週末は、ゲストハウスに泊まるので、またいろんな人の話が聞けるかもしれない。そのためには自分から声をかける必要がある。ふう。
万全のコンディションで挑みたいので、体調管理は徹底しよう。ほんまに寒いので、風邪ひかんようにせねば。
皆様もご自愛くださいね。