QA組織立ち上げ奮闘記〜入社1年でできたこと〜
こんにちは!マネーフォワードのHR領域でQAエンジニアをしている森田です。
光陰矢のごとし。最初のQA組織立ち上げ奮闘記を公開してから、10ヶ月も経っていました。
今回は、入社1年という節目を利用して、何ができたのか、どのくらい貢献できているのかを振り返ります。
1人目QAとして頑張っている方、これから頑張る方、マネーフォワードでのエンジニア生活を知りたい方、どうぞ奮闘記をお楽しみ下さい。
2020年12月にQA組織ができ、2021年2月に入社
2020年12月にHRプロダクトのQAグループが新設され、私は2021年2月に部署1人目QAとしてジョインしました。
HR以外の雰囲気も気になる方は、こちらの記事もご覧ください。👇
この1年でできたことと貢献度
◎:想定以上
◯:概ね想定通り
QAの社内外での認知 ◎
想いに共感した仲間の採用、組織拡大 ◎
楽しみながら爆速前進(カルチャーヒーロー#Funの受賞) ◎
新規プロダクト(2つ)の品質サポート ◯
開発チームへの入り込み(まだまだin progress)◯
この1年で行ったこと
大きく2種類のことを行いました。「理念を広める」ことと、「QA活動」です。
前者の「理念を広める」ことについては、こちらのスライド(以下、「上記スライド」と表現します)をご覧ください。👇
0. 理想像の言語化
これが、私(のチーム)が掲げる理想像です。
入社前、面接の段階から同様のことを話しており、方向性がマッチした状態で入社したからこそ、その後のさまざまな活動も爆速前進できたのだと、振り返ってみると思いました。
どんなに立派な理想像を持っていても、心の内で思っているだけでは駄目です。言語化し、発信していくことがとても重要です。
1. 理想像と自分の役割を発信
どんなバックグラウンドを持った方がいるのか分からなかったので、各開発チームとオンラインで顔合わせがてらヒアリングをしたり、アンケートを実施しました。
課題:QAを知らない人が想定より多かった
このアンケート結果を見て、「QAって何だ!?」ということを伝える必要があると、強く感じました。(参考:上記スライドの15-17ページ)
結果として、「HR-QAはどんな存在になりたい?」 というクイズを出したら、部内ではほぼ全員、社内でも一部の方は、正解すると思います。(実際にクイズを出したこともあります)
それだけ、QAは何者で、どこを目指しているのかが伝わっている自負があります。🔦
2. 理想の実現には、兎にも角にも採用!
理想像を言語化しても、実現していくのに1人では時間がかかりすぎてしまいます。
そこで、最初の3ヶ月ほどは工数の半分を採用活動に費やしました。
課題:QAエンジニアの採用が難しい
QAエンジニアの採用が難しい問題は、業界では有名な話です。
なぜ難しいのかを自分なりに定義し、その対処法を(無意識に)考えて実践していました。(参考:上記スライドの23-29ページ)
採用したい人の像を明文化
正社員だけでなく、業務委託・副業も選択肢にした
募集要項では語りきれない想いを、ブログ等で発信
note記事を読んで応募した下さった方も複数いらっしゃいましたし、面談・面接時にあの記事読みました!と言われた、と他の部署の方からも言っていただき、発信の重要性を実感しています。
結果として、本部長(福原さん)に褒められるくらいの組織拡大に貢献できました。
想いの発信は今も継続して行っています。
3. 照準を定めたQA活動
課題:1人でできることは限られている。その中でどう貢献するか
あれもこれもやりたい気持ちをグッとこらえて、採用活動以外の50%の工数で何をすべきを考えました。
2021年はクラウド人事管理とクラウド年末調整、2つの新プロダクトのローンチを予定していたので、新プロダクトの品質サポートを行いました。
失敗もしましたし、上手くいったこともありました。
詳細が気になる方は、カジュアル面談でお話しましょう!(笑)
4. ロードマップを作り、各開発チームを行脚
入社後2ヶ月の段階では、この3つに注力したいという話をしていました。
課題:理想像をどう実現していくかの道筋が見えない
チームメンバーが増えていく中で、ある日メンバーからフィードバックをもらいました。
「最終の理想像はわかるけど、どう実現していくかの道筋が見えないです」
たしかに!!
新プロダクトのローンチもひと段落したタイミングだったので、時間をしっかりとり、チームメンバーやQAスペシャリストを巻き込んでロードマップを作成することにしました。
詳細については、また別の機会に💖
課題:成熟度の異なるプロダクトにどう貢献するか
私のチームではHRの複数プロダクトを担当しています。
ロードマップを作成したものの、全てのプロダクトで足並みを揃えて品質向上できるわけではありません。
そこで、各プロダクトの成熟度に合わせた、柔軟な品質サポートを行うことを明言しました。
また、ロードマップのお披露目は、部全体に説明するのではなく、各開発チームを行脚するスタイルにしました。
行脚スタイルにしたのは、ロードマップの説明だけでなく、品質・テストに関するお悩みを聞いたり、そのプロダクトでの最初の一歩(QAがどのように入っていくか)の認識合わせをしたかったからです。
改めてQAの理想像を伝えることもできましたし、各チームの品質・テストへの温度感も感じることができて良かったです。
5. チームビルディング
課題:全員がフルリモートでのジョイン
私自身も含めて、私のチーム全員がフルリモートでのジョイン開始だったので、オンラインでの懇親会や相互理解ワークを積極的に行っています。
平均して月に1回は、何かしらのイベントを行っていると思います。一番のお気に入りは、年末にhonaminが企画してくれた、Thanks Sessionです!👇
余談ですが、自分の入社時も、部に馴染めるのか、かなり心配でした。(入社前から採用担当の方にメールで不安な気持ちを吐露していたのですが、真摯に返信してくださり、とても安心しました)
課題:メンバーの横連携が少ない
とある日、メンバーからフィードバックをもらいました。
「森田さんとのコミュニケーションはできているけど、他のメンバーとの横連携が少ないです。他の人が何をしているか分かりません…」
たしかに!!(2回目)
そこで、daily meeting(毎朝15分。昨日完了したことと、今日行うことを共有する場)を開始しました。
また月次での「業務共有会」を、メンバーが自主的に企画・実施しています。現在も、名称を「月次振り返り会」に変更して継続しています。(ありがたい!)
6. 社外での積極的な登壇
ブログ等での発信だけでなく、社外イベントでの登壇にもチャレンジしました。
個人のスキルアップにつながることはもちろん、マネーフォワードQAの魅力発信に貢献できているのはないかと思っています。
実際に、カジュアル面談で「今度この勉強会で登壇するんです」と話をしたところ、「参加予定なんです」と返答いただいたこともありました。
どんな取り組みをしているか、どんな人が働いているのかを知ってもらい、魅力を感じてもらえて採用につながったら、最高ですね。
Special Thanks
増山さん、黒沢さん
QAの理想像のマッチ度合いと(私の)応募のタイミングが運命的でしたね(笑)
西條さんをはじめとする、他部署QAのみなさん
困った時に相談したり、色んなイベントに巻き込ませていただきました。これからも巻き込みます!
QAスペシャリストのMarkさん
チームとしてもですが、何より私自身がパワーアップするためのサンドバック…じゃなくて、壁打ち相手です。
チームのみなさん
フィードバックをいただいて、ハッとすることも度々。
いつでも明るく前向きに取り組む姿勢に、いつも励まされています。
これからも一緒に爆速前進していきましょう!
さいごに
入社1年を振り返ってみると、QAの認知や、組織拡大、カルチャーヒーロー(半期に一度、カルチャーを体現したメンバーに贈られる賞)#Funの受賞など、組織への貢献が大きかったのかなと思います。
想いや理想像の発信はできた一方で、具体的なQA活動はまだまだ一歩目を踏み出した段階です。チーム一丸となって、日々奮闘中です。
マネーフォワードのHRでは、SETとQAエンジニアを募集しております。
少しでも興味を持っていただいた方、カジュアルにお話してみませんか?ご連絡お待ちしております!
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