【1分記事】アート思考から生まれるイノベーション
デザイン経営について調べると、
「アート思考」や「デザイン思考」
というワードに辿り着いた方にご覧いただきたい記事です。
戦略デザイナーの森田です。
中小企業のデザイン経営について執筆した論文(2021)を、
分かりやすい言葉で、誰でも理解できる内容にまとめ直しています。
森田昌希プロフィールついてはこちら
●アート思考とデザイン思考の違い
アート思考とデザイン思考、
その違いは、主に2つあると解釈しました。
ユーザーとの距離感
産み落とすイノベーションの種類
前回の投稿では、ユーザーとの距離感について以下のように整理しています。
デザイン思考はユーザーを観察しますが顕在ニーズを参考にしません。
アート思考はユーザーを観察もしなければ、ユーザー側にあるニーズを考慮しません。
●アート思考から生まれるイノベーション
結論から言うと、
デザイン思考は、連続的(漸進的)イノベーション
アート思考は、非連続的(破壊的)イノベーション
を創造する。
この点が異なると私は解釈しています。
●アート思考とデザイン思考、どっちが良い?
この2つの思考プロセスは何かと対比的に語られることが多いんですね。
しかし、私は以下の視点を忘れないようにしています。それは、
どちら良い悪いという議論は不要
どちらが時代に合っているかという議論は不要
それぞれの企業に必要なイノベーションに応じて思考プロセスを採用することが重要です。
もし破壊的イノベーションを求めるのであれば、そのプロセスはアート思考を選択すれば良いんです。
次回は「アート思考とデザイン経営」について論じた箇所も投稿します。