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自宅の「バリアフリー」が健康寿命をのばします?【2-1】

(^^)/ 今回は、【健康寿命】をのばす為、自宅の快適化促進を紹介します。シニア世代では、事前に自宅の「最適な環境とバリアフリー」をチェックし、不適切な箇所の改善が必要です。


Ⅰ:シニアになると身体は確実に衰える?

≪自宅は危険がいっぱいな生活場所なのです!≫

 年々の身体状況衰えて、低下していることに気づいているのでしょうか。統計によると65歳以上になると、何らかの病気で通院している人が増えて、健康に不安を感じるようになります。

 私達は、日常生活も段々と気力が低下していることに気づいていません。
国も、高齢化社会において、住宅での危険性を述べています。

 1)健康寿命
を伸ばすためにも、住宅での事故防止に努める必要を説いています。住みたい自宅はこのままでは危険がいっぱいなのです。

【用語説明】
1)健康寿命とは、日常生活を制限されることなく健康的に生活を送ることのできる期間のことをいいます。

2)「日常生活の制限」とは、
介護や病気などをさしています、自立して元気に過ごすことができない状態をいいます。

Ⅱ:高齢期に求められる住まいの最適な環境は?

◆高齢者住宅の最適な環境とは…

 高齢期の生活においては、適切な温熱環境の確保が重要であることが明らかになりつつある。

 高齢者の家庭内の死亡事故は既に交通事故による死者数を上回っているが、その原因として、転倒・転落等のほかに、近年浴槽内の溺死が増加していることがあります。

 それには、
入浴前後の温度の急激な変化による心血管系疾患、脳血管疾患、熱中症等のいわゆるヒートショックが関係している。

 また、室内温度が血圧など高齢者の健康に影響を与えることも分かってきています。

 住まいの環境要因は、転倒や転落による怪我や疾患、活動量の低下などにつながります。

 さらに要介護になることを予防するためにも、高齢期の生活を考慮した住まいづくりが必要になってきます。

(出典:厚労省資料)

Ⅲ:自宅で事故の多い場所とは?

≪家庭内事故は交通事故より多いのです!≫


(出典:厚労省)

◆厚生労働省の「人口動態調査」によると、平成29(2017)年時ホーム点で65 歳以上の高齢者の家庭内の死亡事故は11,879 人、そのうち溺死が5,508 人であり、交通事故による死者数2,883 人を上回っています。

 実は、高齢者の事故の発生は場所は
、77.1%以上は住宅内です。特に居室の段差によるつまずきや転倒、階段での転倒や転落が約6割以上にもなります。

 年齢を重ねれば重ねるほど、自宅で過ごす時間がながくなり、危険が多い自宅での事故は増えます。

Ⅳ:国の指針として「住宅の安全・安心」を促進してます!

≪国は早めの対応を求めています!≫

(出典:国交省)
 ◆長期間の退職後の暮らしを支え、より豊かなものにするには、住まいに関する備えが不可欠である。

住宅は、安全・安心と健康・快適を保証し、身体的な負担や経済的な負担を軽減するとともに、趣味や交流、外出などの活動を行いやすいなどの条件を満たす必要があるとしています。

 社会的にも、医療・介護サービスへの需要が拡大し、社会保障費が増大する中で、地域包括ケアシステムの根幹として、住み慣れた地域で住み続けられる基盤となる住まいの確保が求められています。

それには、個々人が、高齢期にさしかかる前の可能な限り早い段階において、自らの判断に基づき、高齢期の住まいや住まい方を選択し、必要な場合には住まいの改修を行うことが望ましい。

また、高齢者の多くは長年住み慣れた持ち家に居住し、そこでの安全・安心、健康・快適な暮らしの継続を求めています。

 こうした状況を踏まえ、本ガイドラインは、高齢期に備えた既存住宅の改修に関する配慮事項を示し、高齢期を迎える居住者、関連する専門家や事業者、地方公共団体などによる活用を促すことにより、高齢期の豊かな暮らしの実現に資することを目指すものになっています。

≪ガイドラインの対象高齢者は?≫

 65~74 歳のいわゆる「アクティブシニア」といわれる世代及びこれから高齢期を迎える50~64 歳のいわゆる「プレシニア」といわれる世代を主な対象としています。

 ガイドラインの対象者は、特に注意が必要ですので、「高齢期の暮らしへの備えは」、早い時期に行うことが望ましいと経験からも思います。

伍:次回は、続きで「自宅の快適化」【改訂版】【2-2】を紹介します。


【感謝】







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