【在宅復帰】に向けての関係者と事前準備を勧めました!【2-2】
母の「在宅復帰」に向けての「事前準備」をした「介護体験」内容を紹介します。今回は、母が「在宅復帰」に「こだわる理由」等を含めて説明させて頂きます。
Ⅰ:母には自宅に戻りたがる理由がありました!
≪母が在宅復帰にこだわる理由ですが?≫
いろいろ必要となる費用面(リフォーム工事費用・施設費用等)を大変気にしていました。『入院等で多額費用が掛かっているし、これ以上お金を使いたくない、子供に迷惑をかけたくない』と言い出した。
また、自宅の工事中に、介護施設に入居するのは『施設で生活するのは、知らない人の中では、気をつかうので嫌だ』と言い出した。
今回は、病院の入院生活時とは違い、いろいろ意見を言ってきた。家族のことを思ってのことであるが、対応に苦労することが多かった。今後どうなるんだろうと悩みました。
どうにか納得してもらって、しばらくの間、サ高住入居を承諾してもらうことができた。
≪主な、母への説得内容を3つ紹介します!≫
お試し短期サービスのお得な条件を利用する件を説明しました。
健常者向けサ高住なので(見守り。生活相談のみ)対応で、費用面が安い件を説明しました。(食事費用を除くと年金の範囲)。
手術後の体力不足からの自宅生活が安全面の対応ができる件を説明しました。(自宅での転倒、不規則食事、運動不足、会話不足等)
≪母には「自宅での危険な点」への家族の不安を説明したが≫
特に何かあっても、遠距離に住んでいるため、家族がすぐに対応ができない点も何度も説明、母には、協力して欲しいとお願いしました。
手術をしたばかりなので、体力も落ちており、小さな段差を超えることが難しく、自宅及び周りの環境での転倒を心配している点を強く強調しました。
加えて、リハビリを兼ねて、1)リハビリデイサービスに通う点を説明。当面は、手術先病院での定期的な診察が必要である状態であると繰り返し説得しました。
元気であるが、まだまで、『元気な時の状態ではない』ことをなんとなく理解してもらったと思います。
【用語説明】
1)リハビリデイサービス(リハビリ型デイサービス):シニアフィトネスの要素を取り入れたリハビリに特化した新しいスタイルの通所介護(デイサービス)です。
要支援1から要介護5の方が、介護保険を使って運動機能の回復を目指してリハビリ専門の機器とプログラムを利用し、リハビリ運動をするところです。
Ⅱ:母に合った短期入所先を選定しました!
≪退院から自宅復帰までの一時的な入居先を選定する!≫
担当のケアマネジャーさんに相談して、在宅復帰に向けてのリハビリの為、短期的な施設を検討した。
事前に病院の相談員さんより、各施設のパンプレットをもらったり。ケアマネジャーさんに確認したり、また、ネット等での検索したりもしました。
施設への入居ではなく、あくまで、退院後の体力回復までの期間でさがしました。
候補は、在宅系では、1)ショートステイ・小規模多機能型居宅介護(ショートステイ)施設系では、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅等を主に選定をしてみました。
◆判断基準は、緊急時の対応・連絡関係、スタップの対応力、三度の食事内容、施設内のバリアフリー化、自宅の近い場所、費用面等いろいろ考え、選定をしました。
【用語説明】
1)ショートステイ:高齢者の心身の状況や病状、その家族の病気、冠婚葬祭、出張等のため一時的に介護をすることができない、
または家族の精神的、身体的な負担の軽減等を図るために、短期間入所して日常生活全般の介護を受けることができるサービスことである。
Ⅲ:サービス付き高齢者向け住宅を選定しました!
≪短期入所先をサービス付き高齢者向け住宅に決定しました!≫
今回の場合は、ある程度の自立訓練ができる必要があります。
自宅に近い
全体の費用安い
食事付
24時間のスタッフ在住(見守り等)
外部サービスで費用を出せば、付き添い対応可能(生活介助・病院・買い物等)
自立訓練の為、移動に安全な近くにコンビニ等がある
以上が決めてになりました。
遠距離に住んでいる私たちには、『安全・安心して利用できること施設、支援をして頂ける人達の協力』が無いと、絶対に乗り越えたられない状態なのでした。
後から後悔しないため、事前に十分に相談し、確認して体制を準備しました。もちろん、電話、メール等が家族の情報共有化に役立ちました。
※サービス付き高齢者向け住宅:高齢者単身・夫婦世帯が居住できる国土交通省の指針にあった賃貸住宅です。
≪参考に施設選びの本を紹介します≫
【感謝】