ソフト麺の話
この3月で、山形の学校給食からソフト麺が消える。山形で唯一ソフト麺を作っていた小川製麺が、この3月で廃業となるためだ。
最後にソフト麺を食べたのはそれこそ何十年も前の話だが、うまかったなあ。この世にこんなうまいものがあるのかと思ったくらいうまかった。給食でソフト麺が出た時は、躍り上がって喜んだものだった。
それが、山形ではもう食べられなくなる。何十年も前から関係無い身となっていたが、無くなると聞くと寂しいものがある。
山形で最後までソフト麺を作っていた小川製麺は、創業から140年余りの長い歴史を持つ会社だが、それでも廃業せざるを得なくなるんだ。コロナの影響だろうか。少子化だろうか。悲しいことだ。
ソフト麺が無くなるという記事の中で、小川製麺の方が生うどんの細麺がソフト麺とほぼ同じ作り方をしているとあったので、あちこちスーパーを巡って探して買ってきました。
女房殿にミートソースを作ってもらい、小学校の時のようにして食べましたが、なんかちょっと違った。やっぱり、ソフト麺じゃなきゃダメなのかな。
ソフト麺を作るには何工程もあって大変なのだそうだが、できたての暖かい状態で食べてほしいと、小川製麺では給食に出る日は朝早くから作っていたとのこと。だからおいしかったんだな。
僕にとって、ちょっと寂しいニュースでした。
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