気持ちを強く持つことは大事
若かりし頃、仲間と集まった時によく「ジューじゃん」をやっていました。ジュースじゃんけんの略で、全員でじゃんけんをして勝った人から抜けていき、最後に負けた人が全員の分のジュースをおごるというものです。
人数が少ない時はまだ良いのですが、10人20人の規模になってくると負担する金額が半端じゃなくなり、ダメージが大きい過酷なものになります。
人数が多いと最初は全然勝ち負けがつかず、延々とあいこが続きますが、それでも少しずつ勝ち抜ける人が出てきて、人数が徐々に少なくなってくるにつれヒートアップしていきます。そんな状態でなかなか勝ち抜けない時の焦燥感、そして勝ち抜けた時の爆発的な喜び。そんなつまらんことをして仲間内で喜んでました。
さて、そんな中で不思議だと思っていたのが、「ジューじゃん」を始める時に、ああ今日は俺負けるかもと、ふと弱気になった時にはかなりの頻度でやっぱり負けたことでした。本当に不思議なのですが、負けるかもと弱気なことを言ってた人は、やっぱり負けたと言うことが良くありました。
そんな経験があったので、負けそうだとふと思った時には強く強く、いいや負けない、勝つ勝ち抜けると心を持ち直して「ジューじゃん」に臨みました。そうすると、不思議と勝ち抜けることができました。自信満々で臨む人は負けたことが無いし、最初から弱気な人はやっぱり負ける頻度が高かったように思います。
こんな経験から、理由は分からないけど気持ちって大事だな、気持ちを強く持って臨むことは大事だなと思うようになりました。
ことわざにも、弱り目に祟り目とか、泣きっ面に蜂とかありますが、これは気持ちが弱っているとさらに弱ることがやってくるぞと言うことだと思います。だから、そんな時こそ強い心を持たないといけないんですね。
何か不安になるようなことに臨む時は、まずいったん落ち着いて、気持ちを強く持ち直してから臨むのが良いと思いました。