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WEEK8〜ブランディングスキル後編〜

今回は、ブランディングの4種類を例題も用いながら解説していきたいと思います。

1、コーポレートブランディング(会社の信用性)

競合を把握するが、競合を作ってはいけない

これは、○○だが○○ではないと断言すること

例)Google 売り上げの90%が広告収入

→しかし、広告会社だが広告会社ではないと断言している(それは広告会社と言ってしまうと、競合を作ることになるから)

まずスタートアップにおいて、「○○専門店、○○特化型などが、スモールスタートには良いブランディング」

2、プロダクトブランディング(商品に関すること)

(例題)

現状把握:シャングリラホテルは、カフェラテを販売しようとしている

数値事実:100人のデプス調査で500円なら全員頼む

数値事実:1500円なら誰も頼まない

数値事実:1杯のカフェラテには、人件費・仕入れ原価などを含め300円かかる

◎ここで重要なのは、いかに利益を残せるかを考える

→デプス調査から、購買数が多く見込める価格帯で販売すると、間違いなく価格競争に巻き込まれる

(値付けフロー)

※購入数、500円=100人、1500円=0人の事実から、その間の販売価格(750円〜1,250円)は、下記のように考えられる

①販売価格 500円 (購入数:100人)

売上:50,000円 コスト:30,000円 利益:20,000円

②販売価格 750円 (購入数:75人)

売上:56,250円 コスト:22,500円 利益:33,750円

③販売価格 1,000円(購入数:50人)

売上:50,000円 コスト:15,000円 利益:35,000円

④販売価格 1,250円(購入数:25人)

売上:31,250円 コスト:7,500円 利益:23,750円

○上記、①〜④で分かるように、利益では、販売価格1,000円の時が一番であります。

※販売価格500円〜750円は、「切り捨て」

※販売価格1,000円は、「実践」

※販売価格1,250円〜1,500円は、「挑戦」

しかし、この販売価格1,000円を実現しようとすると、次に出てくる「マーケティングブランディング」が非常に重要となる

3、マーケティングブランディング

同じカフェラテを1,000円〜1,250円で売るには、商品以外の「空間・体験・サービス」などで付加価値をつけることがマストである(相場価格との差額は、全て付加価値になる)

その空間や体験でお客様に価格以上の価値を感じて頂き、尚且つ、お客様が自然とSNSで発信したくなるような空間、体験を提供することが重要となる 

→そうすると、自動的に宣伝されて、無料集客にも繋がる

(例題)

・1杯500円のスタバコーヒー

・1杯100円のマックコーヒー

→なぜ人々はスタバコーヒーを買うのか?

○スターバックス

・全店舗が直営店で、FC化しないことで儲け重視の考えをなくしている

・とにかくゆったりとした空間の提供を重視している

→コーヒーそのものに500円の価値はないが、コーヒーと同時にゆったりとくつろげる空間を付加価値として提供していることにお客様は価値を感じられている

○マクドナルド

・FC店舗が多く、回転率・販売数を増やす為に席数を増やすことを意識している

・スタバと比較しても1人あたりのスペースは狭いのが事実

・マクドナルドのような大手企業は、低価格で販売数や回転率を上げる仕組みができており、同じフィールドで中小企業が戦うことは、無謀に近い

『だからこそ、大手企業とは違う土俵で勝負することを意識しなければならない』

4、セールスブランディング

・ブランディングは、何度も言うように商品やサービス以外のもので付加価値をPRすることが基本であります

→商品を売りたければ商品をPRしてはいけない

『商品の売り方のブランディングが重要である』

(例)

飲食店であれば、「子供食堂」などで、親御さんを巻き込み、体験を提供することで、その店自体の認知にも繋がり、集客に繋がる

【店舗におけるブランディングで価格を上げるための3つの付加価値】

①空間付加価値(店舗内装、インテリア)

②商品付加価値(食材へのこだわり)

③サービス付加価値(エンターテインメントによる付加価値)

→上記③だけが、唯一「無料」で出来て、尚且つ一番効果有り

例)テーブルにデフォルトでシャンパンをおいてみる

  お客様の好みに合わせて、アロマの香りを使い分けるなど

まずは、スタートアップにおいて、多額のお金をかけて始めるよりも、いかにお金をかけずに、サービス付加価値に重視し、価格設定からメニュー選定に入るようにすることが重要です。

長くなりましたが、今回のセッションは以上です。

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