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何者かにならないといけないの?

頑張りすぎて心が折れそうになっている若い子に、

ぼくは時々こんなアドバイスをします。

(学校で講演をするときにも、よく話します)

↓ ↓ ↓
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「何者かにならなきゃいけない」

と思って生きていると、毎日が息苦しくなるよね?

でも、

「何者かになれちゃったりして〜っ♪」

と妄想しながら生きていると、毎日がワクワクしてくるし、

実際、なれちゃう確率も高い気がするよ。

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以下は、上記アドバイスの(ぼくなりの)解説です。

お暇な方は読んでみてください(^-^) 

↓ ↓ ↓

「何者かにならなくちゃいけない」

という考え方って、ざっくり言うと

「〜でなければならない」「〜しなくてはならない」

という意味合いを含んでいますよね。

つまり、逃げ道ゼロ!(笑)

逃げ道を失ったとき、人はたいてい

「〜できなかったらどうしよう」

という不安も一緒に抱いてしまいます。

心に不安があると、当然ですけど

なかなか「チャレンジ」に踏み切れませんよね?

つまり、「何者かにならなくちゃいけない」と

考えている人ほど、むしろ

「チャレンジしない人」になりがちなわけです。


一方の、「〜になれちゃったりして〜♪」と妄想している人は、

心の表も裏も「わくわく」しているので、

わりとあっさり「チャレンジ」できるケースが多いんです。

つまり、「チャレンジする人」になります。


これも当たり前ですけど、人は「チャレンジ」をすると、

その結果が「成功」であっても「失敗」であっても

自動的に「成長」します。


こうすれば成功するんだ! という気づき。

こうしたら失敗するんだ! という気づき。


どちらに気づいても、それは「成長」ですもんね!


そんな感じで「チャレンジと成長」を繰り返していると、

結果的に「なりたい自分になれた!」とか

「何者かになれた!」という現実と

出会える確率が高くなるわけです。


そもそも、、、、

「〜でなければならない」

っていう考え方自体が怪しくないですか?(笑)

え〜、本当にそうなの?

本当にそうでなければならないの?

それが唯一無二の道? 絶対に他にはないの?

って訊きたくなりません?(笑)


僕らはこんなに可能性にあふれた世界に生きているのに、

「〜でなければならない」と決めつけて

未来をひとつに限定しちゃったらもったいない気がしません?


もちろん、長い年月をかけて一点集中で

「〜でなければならない!」と努力をし続けて、

見事、壁を突破し、「何者か」になる人もいますけどね。

それはそれで本当に素晴らしいし、

素直に「すごいっ!」と思います。

尊敬しますし、心から拍手したいタイプです。


でも、やっぱり人それぞれ置かれた環境がありますし、

向き不向きもあるんですよね。

だから、いま心が折れてしまいそうな若い子には

「〜でなければならない」系の考え方って、

あまり勧められない気がします。


みんな違って みんないい

十人十色

蓼食う虫も好き好き


ぼくはそういう世界が好きだな。

それぞれの心が、のびのび、広々、晴れ晴れ!

今日も朗々と歩いていこうっと!

そういう感じ。


というわけで、結論です。

「何者かにならなくてはいけない」

というのはおそらく誰かの妄想なので、むしろ、

「何者かになれちゃったりして♪」

と、いつも自分で自分の未来を

楽しく妄想していられるような、

そういう幸せな人でいた方がいいんじゃないかな?

ぼくは、そう思っていますし、

ぼく自身もそうしています。

   ◇   ◇   ◇

あ、晴れ晴れ、といえば、

今日はすごくいい天気ですね。

まさに、僕の大好きな初夏そのものって感じです。

庭の桜の枝では小鳥たちがさえずっていて、

すご〜く気持ち良さそうに見えます。

ここまで陽気がいいとバイクにまたがって

ふらっとツーリングにでも行きたいところですが、

文庫本の校正と新作の執筆を急がねばならず、

ひたすら部屋に閉じこもっております。

でも、どちらの仕事もあと一息!

丁寧かつ「なる早」の精神でもって終わらせよう。

終わったら、、、


房総に遊びに行けちゃったりしてっ♪(妄想)


アディオース\(^o^)/

森沢明夫


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