第2回奥武蔵ロングトレイルサポートレポート

結論:サポートも難しいよね。

はじめに

お久しぶりです。
6/8-9の第二回奥武蔵ロングトレイル105kでサポートしてきました。

スタート!がんばれ!

本大会でサポートするのは2回目です。昨年は「はわわわわわ(混乱)」のままに終わったのですが、今年はある程度冷静に出来たので、サポート内容の整理をしたいと思いました。
意外にサポートレポートって少ないよね?って思ったので公開します。
これからサポートをしたいと思ってる人はもちろん、人にサポートをお願いしようかな?と思ってる人にも役に立てたら嬉しいです
ちなみにこれはフルサポートした場合の話なので、例えば「ここでこのジェル渡して!」とか「ポールの受け渡しだけお願い!」みたいなサポートには当てはまらないです。

また、前提としてランボーイズ!ランガールズのマツイさんが執筆された「ロングトレイルレースでのサポートの心得」を読んでおります。毎回かなり意識することで、良いサポートワークができてる気がします。

※おそらくマツイさんはトップ選手のサポートをしているので、エイド間の時間があまりにも少なく、連絡しないでくれ…と思ってらっしゃいますが、わたしの相方はそんなに速くないので、基本暇してます。
みんな連絡していいからね!

サポートの役割

サポートってまあ、依頼者のエイドワークを手伝ってゴールさせる役目だけど、実際何するのよと昨年から思っておりました。
そこで、自分なりにサポートの役割を考えました。

1. ちゃんと食わせる
2. 次のコースまでの注意喚起をして、心の準備をさせる
3. 死んだ頭では決断できないことを代わりに決断する(場面もある)
4. 応援する、なるべくリタイアさせないようにする
5. 生きてゴールさせる!

だいたいこんな感じかな。1番大事なのは1. ちゃんと食わせると5. 生きてゴールさせる!なので、正直なんでもちゃんと食えて進める人はサポートいらないです
ロングのトレランレースで1番大切なのは、「食べること」だと思います。人間はどんなにカーボローディングしても、70k走る分のカロリーくらいしか身体に貯蔵できません。しかし、食うにも消化にエネルギーがいるし、胃もかなり疲れてるので、多くの人が食べられなくなる印象です(わたしもそう)。
そこで、サポートの人はその人の食の特性を把握して、ダメになっても、とりあえず食わせるように(そして吐かせないように)する工夫をすることで、ググッと完走に近づかせるのを目標に取り組むといいと思いました(異論は認める)
2-4についてはおまけですが、考えるリソースを分割することで、レース全体の疲労感は多少軽減すると信じてます。後、応援ね!単純にパワーになりますから!

心構え

2回のサポートでわかりましたが、サポートとは「絶対完走プロジェクト」でした。
なので、準備の段階からすでに仕事は始まってます。
マツイさんの心得にもありますが、好きなものを把握するのがかなり重要…というか、食えなくなってもこれだけは食える…という選択肢を何個か提示できることはかなり重要です。
逆にこれさえ食べられなくなった場合は、リタイアの指針となります。食べなくても進める人ももちろんおりますが…。
したがって、普段仲良しくらいの間柄であれば、以下の情報を提供した上で、サポートの事前練習が必要です。
出来れば本番レースまでに何かでサポートをしてあげると、依頼者は完走に近づけます。

全部自分で用意すればいいじゃんと思う方もいますが、用意したものさえ食えなくなる日が来るし、用意したものが足りなくなる時も来ます。
その際に、サポートに買い出しに(行ければ)行ってもらえると助かりますよね。
練習しておけば、サポートは本番に何が必要そうかもイメージしやすく、イレギュラーに対処しやすくなります。

準備

まずは必要な情報を集めましょう。

サポート時に提示してもらうとためになる情報

1. 普段好んで食べる食べ物
2. 苦手な食べ物
3. アレルギー
4. 食べると胃腸になんらかの影響がある可能性がある食べ物
5. 好きなお茶

アレルギーほどでなくとも、避けた方がいい食べ物を知らせるのは重要です。
用意しても絶対食べないから…。(そして腐る)
わたしの場合はお腹壊すので牛乳です。
好きなお茶は気分転換にかなりいいと思います。お茶じゃなくてもいいですが、なるべく塩も砂糖も入ってない飲み物がいいと思います。
これは、スポドリも水も飽きてしまった時の対策です。脱水、カフェインの問題はとりあえず置いておき、積極的に飲めるものを用意しておくのです。だから緑茶とかコーヒーとかでもいいと思います。

用意したもの

次は実際用意したもの…ですが、今回のエイドワークは完璧ではありませんでした!
用意したものを公開する前に、反省点。

1. ジェルが飲めなくなった時の後半の補給食を何も考えてなかった。
全てがとは言いませんが、人間必ずジェルが飲めなくなる日が来ます。その時は甘いものが全てダメになります。その時に携帯させるものを考えてませんでした。
その段階では、かなり脱水が進んでいるのでパンなどもダメです。唾液も出なくなるので呑み込めなくなったと言われました。
(ちなみに噛まなくて楽だと思ってパンを選択しました)
これは次回以降の課題。

2. エイドの食べ物と被った
奥武蔵ロングトレイルは昨年の反省を受けて、エイド食がかなり充実してました!
トマトときゅうりを買いましたが、エイドに両方あったこともあり、特にトマトは全く食べませんでした!

【用意したもの】(数は忘れました)
食べるもの
・ジェル(オレは摂取す)
・ワッフル
・塩ジェル
・きゅうり
・トマト
・そば
・カップうどん(寿がきや)
・クーリッシュ
・リンゴジュース(果汁100)
・オレンジジュース(果汁100)
・甘酒
・野菜ジュース
・カニパン🦀
・ルイボスティー(好きな飲み物)
・チャレンジャー
・OS1

食べるもの以外
・タオル
・ネッククーラー

結構よかったので、今後も導入を考えているもの

今回、個人的に良かったのは
カップうどん(すがきや)

ネッククーラー(無印じゃなくて薬局で買いました)

でした!

まず寿がきや…
個人的に具合が悪くなったりすると、お世話になるのですが、
生めん使用なので、以下の点で気に入ってます。 
・1分で作れる
・油を感じない
・味が美味い点

お湯さえあればすぐ作れるのです!ブラボー

次にネッククーラー…
奥武蔵ロングトレイルは昼は猛烈に暑く、夜は冷え込むという、身体に一番きつい仕様になってます。
サポートもここら辺を考慮しないといけません。
特に暑さは本当に消耗します。
昨年暑すぎたので、とりあえず少しでも快適にいてほしいとの思いで導入しましたが、割と体温下がって少しの間でも気分的には楽になったと言われました。

ラン友のIさんの助言で果汁100%ジュースは毎回用意しています。本当に何も食べられなくなった時に、エネルギーになると教わりました。

後、椅子は持ってきた方がいいです!昨年買ったのに、普通に自宅のインテリアとなっていて持ってこなかったのはアホでした。

かなり長くなったので、当日にエイドワーク等については次の投稿に回したいと思います。

続く…

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