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日本の投票率が下がっているってほんとう?それってなんで?

こんにちは、夫の方です。
先日2022年7月10日は、参議院選挙でしたね。みなさんも行きましたでしょうか?
わたしはもちろん行きました。
ここ1年位、経済・政治・歴史を改めて学びはじめたのもあり、日本の問題を自分なりにちゃんと理解して、投票できたかなあと思っています。

日本の投票率が低い・下がっている、若者が投票に行かない、などと言われていますが、それって事実なんだろうか?どういった背景があるんだろうか?と気になって、自分なりに考察したことを書き残したいと思います。
※研究論文ではないので、データ的な優位性など正確にだしているわけではないのでご注意ください。

事実としてのデータについて

まず、事実としてのデータは総務省が公開しています。
こちらで公開されている情報をもとに考えてみています。

考察

1) 歳をとると選挙に行くようになる?

若者は政治との接点がないので、選挙に行かないと言われることがあります。年代別の投票率から、歳を取ると選挙に行くようになるのか見てみましょう。
次の表は、年代別の投票率で、同じ色のセル(黄色、水色、緑色)が、同じ属性を表しています。例えば、2021年の40歳代は、2000年頃の20歳代ということです。

みると、20-30年経つと、投票率は全体的に増えているように見えます
ただし、30歳台→60歳台はあんまり増えているように見えないので、このくらいの年代になるともうあんまりかわらないのかもしれません。

いずれにしても、20歳代くらいの人は、時が経つにつれて社会との接点も増えて投票に行くようになるというのはあながち間違ってなさそうです。

若者も、社会との接点が増えたり、投票に行くメリットを感じれば行くようになることは考えられそうです。

2) 1993年ごろに起きたこと大事?

データを見ていると面白いことに、1990年と1993年の間で大きく数字が下がっていることがわかります。

これはなぜでしょうか?
なにかあったんでしょうか?

調べるといくつか面白い事実がわかりました。
まず、1990年といえば、バブル崩壊ですね。
バブル崩壊が起き、政治的な混乱が起き、その頃「新党ブーム」と呼ばれ、新しい政党がたくさんできました。政治的な対立構造が複雑になると、ドコに入れたらいいかわからない、応援したい政党がない、そもそも政治が信用できないといったことで選挙に行きづらくなるということですね。

新党ブームによる複雑化

いままで、シンプルに自民か社会党か?という二項対立だったものが、複雑になっていったということは明らかです。複雑になることで、応援する政党もなくなっていきやすいです。
応援する野球チームがないのに野球を見に行かない、というのと似たものを感じます。

3)親の世代が選挙に行かなくなった?

親が選挙に行かないのに子供が選挙にいくと思いますか??
たぶんNoですよね。休日の日曜日に、親が選挙に行かずに「お出かけしよう」という家族で、子供が「今日は選挙に行くよ」などと言うはずがないです。

2) で書いたように、93年頃から選挙に行かない世代が出てきて、それから10年・20年経つとその世代は親になります。
親の投票率が下がれば必然的に子供の投票率が下がるのは当然のことと言えます。

下の表は、1993年の投票率が下がったときに若者だった層が、10-20年経ってどうなったかとその子供の層の投票率です。

さいごに

年代別の選挙投票率のデータから、自分なりに納得のできる現状をみてきました。
個人的な意見としては、「若者が選挙に行かない!」と嘆く以前に、親の層を選挙に行くように対策を打っていくことが重要なのでは?と思い始めてきました。
もちろん、若者が政治に興味を持つようにというのはあるのですが、若者の問題ではなく大人側の問題であることを理解しなければならないですね。

最近は、わかりやすい政治のコンテンツはたくさんあります。
Youtubeも見るもよし、わかりやすい本を読むも良しです。
個人的には、いきなり政治全体のことを勉強し始めても難しいので、身近な人物やトピックを知るところから始めるといいのでは??って思ってます。

ぼくは自民党推しではないですが、岸田さんってどんな人なんだろうとこの本を読みましたが結構面白いです。彼の小さい頃の話などもあって、どんな人かしるおもしろさがありました。
こういった身近なところからやっていくといいと思います。

Youtubeなら中田敦彦さんのYoutube大学はいつも面白い旬なトピックをあげてくれるので非常に勉強になりますよ。

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