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家族が知るべき経済の話:2022年11月、インフレ沈静化へ、楽観注意

こんにちは、夫の方です。
育休から復帰して働き始めて、一ヶ月が経ちました。想像以上に忙しく、以前ほど経済状況を追えていないのですが、今月もやっていきます。
先月は以下でした。

アメリカ

アメリカのインフレ状況

毎月みているアメリカのインフレ状況ですが、今月も下がって7.7%へ。インフレが収まる方向に行っているので、これ以上のFRBの利上げもないだろうという期待からドルも下がっている状況です。(つまり円高方向に進んだということ)

アメリカの消費者物価指数(CPI)

ドル円も11月だけで150円くらいから一時135円くらいまで一気に15円も動きました。

ドル円チャート

FOMC議事要旨

FOMCというFRBが定期的に行っているミーティングの議事録も11/23に公開されました。その内容をみても、利上げペースは減速する可能性が高いことが書かれていました。
こういった情報も円高を推し進めました。

でもわすれてはいけませんよ。
それでもまだ、消費者物価指数は7%以上で高いです。利上げペースは減速するとしても、依然として高い金利が続くことは変わりないでしょう。楽観的になりすぎるのは危ない気がします。

アメリカ企業のリストラ

11月に大きく話題になったこととしてアメリカのテック企業のリストラや採用凍結がありました。
Twitterをはじめ、Amazon、Metaなどのテック企業で次々と人員削減をしていますし、多くの企業で採用を凍結しています。ぼくもアメリカのテック企業に勤めていますが、採用はほぼ凍結しています。

これは、利上げによる景気後退の影響が出始めている、懸念がある状態だからですね。コロナ後に、インターネットサービスがより活発になり、異次元の金融緩和もあり、大量に採用した結果とも言えます。

ちょっと考えてみよう

日本とアメリカの採用・雇用には大きな違いがあります。どちらがいい悪いというのは難しいですが、日本のITを見ていると、やはり雇用制度が足を引っ張っているのは部分的にはあるなあと思います。

  • アメリカには新卒採用がない

  • 完全に実力主義。新卒でも優秀であれば相当稼げますし、逆に新卒だからといって優遇もないらしいですね。

  • なので、大学の学部も需要のないところからどんどん縮小

  • 解雇といっても、大手だとパッケージが用意されて、数ヶ月分の給与はもらえたりする

日本

日本、日銀関連ではそれほど大きな動きはありませんでした。
が、日銀の黒田さんの後任の話がよりいっそう注目を浴びてきたように感じます。前から論じられてきてはいましたが、任期満了まで半年を切ったことで、より本格化してきたように感じます。

そもそも、日銀総裁ってどうやって決めるのでしょうか?
日経の記事によると、以下です。国会で決まるんですね。

政府が国会に総裁、副総裁、審議委員の候補者を内示し、所信聴取を行った上で、衆参両院で採決します。人事案の承認には、衆参両院それぞれで過半数の賛成を得ることが必要です。国会で同意が得られた候補者は、政府が任命して正式にポストに就きます。

日銀総裁どう決まる? 任期あと半年、過去には波乱も

あたりまえなんですけど、日銀の人にもいろんな考え方があって、だれが公認になるかによって、今後の政策は大きく変わるでしょう。
この記事に、タカ派とハト派のマップがあるのでおもしろいです。
タカ派は金融引き締めを重視し、ハト派は金融緩和を重視します。

今月の我が家の対応

  • 今月も多くなりすぎた現金を着々と株式と米国債券に分散しています。
    暗号通貨は、FTXの破綻があったのでちょっと様子見です。

  • ジュニアNISA開始

    • 2022年分で80万円投資できるので、11月に40万分投資

    • 12月にもう40万投資します。

    • 2023年からは毎月分散します。

    • 160万円を年利4%で18年運用すると 324万円。まあまあの学費くらいにはなる。

11月末の資産割合

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