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ツブイマ「ウルトラマンアーク科学研究室」が楽しい!

私はTSUBURAYA IMAGINATIONのプレミアム会員です。
年会費2万円超、月平均約1800円の会費は正直高いし(月500円のスタンダード会員のお得感たるや!)、イベントにも参加していないので正直割に合うかといえば微妙です。
しかし、「小さい頃から楽しみを与えてくれた円谷プロを支えたい!」との思いで、サービス開始以来継続しています。
まずは信じる事www

そんな「ツブイマ」に、新番組「ウルトラマンアーク」に因んだ読み物企画が登場しました。

題して「ウルトラマンアーク科学研究室」。

ウルトラシリーズの醍醐味は「空想」と「特撮」。
特に、「空想」は、荒唐無稽が過ぎると単なるファンタジーとなり、リアルな現実科学に偏るとウルトラマンという作品が成立しなくなる。
怪獣やウルトラマンという大ウソを最もらしくつくためには、ある程度のリアリズムが必要です。
そこには作品が作られる時代の社会問題を取り込んだり、科学考証、防衛隊員の所作を表現するための軍事考証などが必要です。
情報化が進み、誰でもある程度の専門知識が簡単に得られ、適当な描写をすれば即SNSでツッコまれる現在、「〇〇考証」の重要性は益々高まっているのではないでしょうか。

「ウルトラマンアーク」の組織・SKIPは、前3作と異なり怪獣との戦闘を前提としない「怪獣災害の調査、対策専門の国立研究開発法人」。
様々な怪獣災害に、武器ではなく知恵と勇気で立ち向かう・・・といえば、シリーズの元祖「ウルトラQ」が想起され、どんなSFドラマが展開されるのか気になります。

「ウルトラマンアーク」の科学考証担当は、「ウルトラマントリガー」「デッカー」「ブレーザー」に引き続き、地球技研(地球科学可視化技術研究所)所長の古生物学者・芝原暁彦先生です。

芝原先生は、本コーナーの目的を、
「『ウルトラマンアーク』が科学的にすぐれている点や、作中に登場するテクノロジーのうち、近い将来ほんとうに科学者たちが実現してしまいそうなものについて」
の解説であるとし、次いで
お子様も大人の皆様も、『ウルトラマンアーク』を見ながら、一緒に科学者を目指してみませんか!?
と呼びかけます。
何て素敵な言葉でしょう。

私は子供の頃、「ウルトラマン」の岩元博士に憧れ、科学者になりたいと思いました。
それから30年後、理系の博士号(医学)を取得することができました。
現在も、岩本博士とは分野が違えど、自分の知識と技術を世の中に活かす仕事をしています。

子供達の理科離れが叫ばれる昨今、芝原先生の解説が、子供達の興味を引き、科学の世界にいざなってほしいと願います。
科学は、人類の空想=夢や希望を実現させる方法であり、空想と現実を繋ぐ架け橋です。
そして、特撮という技術も、いわば科学の結晶なのです。

「ウルトラマンアーク科学研究室」第1回のテーマは、第1話と第2話の解説です。
作品の設定やキーワードが、科学初心者にもわかりやすく解説されています。
番組をご覧になった後に記事を読み、もう一度作品を見ることで、脳内に芝原先生のオーディオコメンタリーが聞こえてくるかのようです。
小さいお子さんとご覧の親御さんは、ぜひ一緒に記事を読んで、お話をしてあげてください。
子供達の未来に、科学という名の新しい光がさすかもしれません。




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