もりりん@あきれサンタ

note修行中。香川県在住、50代♂。 ゴジラと初期ウルトラシリーズが大好きです。 そ…

もりりん@あきれサンタ

note修行中。香川県在住、50代♂。 ゴジラと初期ウルトラシリーズが大好きです。 その他興味の対象は園芸、読書、料理など。 残りの人生を1日1日楽しむ事が目下の目標。

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  • 怪獣無風地帯

    ゴジラもガメラもやってこない怪獣無風の地、四国で生まれ育った50代のおっさん怪獣ファンが、怪獣・特撮に関して考えたことを綴ります。

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冥界から来た半透明大怪獣!『ウルトラマンアーク』第16話「恐れの光」

後半戦第2クールからは、連続ドラマの要素も帯びてきた『ウルトラマンアーク』。最終回に向けて徐々に盛り上がりを見せています。 一方で、ここ数回のエピソードでは、第1クールにおける設定や伏線の整理・回収も行われています。 オニキス然り、アークとユウマの出会い然り。 そして今回は、本作のメインヒロインもう一人の主人公、石堂シュウの物語が一つの決着を見る重要回です。 脚本は、第9話「さよなら、リン」で登場人物の心情描写が光った根元歳三氏、監督は『ウルトラマンブレーザー』第9話「オトノ

    • 妄想力を解き放て!『ウルトラマンアーク』特別総集編②SKIPミヤコ市分所にて

      本稿はタイトルに記載された作品のネタバレを含む感想です。 事前情報をほとんど入れず、作品を見ただけで書いておりますので、多少の間違いは笑ってご容赦ください。 ニュージェネ恒例の総集編回。 3週間前に「シュウのレポート」が放送されたばかりで、またなの?と思いたくなりますが、そこは大人の事情。 今回の舞台は、京都と思しきSKIPミヤコ市分所。 前回の総集編で主役を務めた、元SKIPフジヤマ市分所の中村イチロウ市が、新所長として赴任するところからはじまります。 驚くのは中村所長の

      • そうだ第二の故郷は地球『ウルトラマンアーク』第15話「さまよえる未来」

        本稿はタイトルに記載された作品のネタバレを含む感想です。 事前情報をほとんど入れず、作品を見ただけで書いておりますので、多少の間違いは笑ってご容赦ください。 『ウルトラマンアーク』パワーアップ前後編の後編。 今回のお話に求められる役割は、 ・第1クールと第14話の伏線回収 ・パワーアップの理由づけ と見ました。 令和の悪魔ッ子、幽マくん登場 冒頭、病室でこんこんと眠るユウマの元に現れるスイード。 ユウマを幽体離脱させます。悪魔ッ子かよ 以後、幽体離脱したユウマを、「幽マ

        • しっかりとした科学考証は本格SFの道標 / 芝原博士の『ウルトラマンアーク科学研究室』第7回

          『TSUBURAYA IMAGINATION』にて、「芝原博士の『ウルトラマンアーク科学研究室』第7回」が公開されています。 今回は、第13話と第14話を対象に、映像作品から読み取れるさまざまな事柄について、科学的解説・考察がたっぷり綴られています。 このシリーズを読むたびに、『ウルトラマンアーク』の作品世界はつくづくよく考えられているし、結構冒険しているものだと思います。 ヒロイズムとSFイズムの間に・・・ / 「ヒーローはかっこいい」は正義!しかし・・・ 特撮ヒーロー

        冥界から来た半透明大怪獣!『ウルトラマンアーク』第16話「恐れの光」

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          神回はふたたび『ウルトラマンアーク』第14話「過去の瞬き」

          本稿はタイトルに記載された作品のネタバレを含む感想です。 事前情報をほとんど入れず、作品を見ただけで書いておりますので、多少の間違いは笑ってご容赦ください。 怒涛の展開で幕を開けた『ウルトラマンアーク』第2クール。 前後編の前編と思しき今回ですが、内容が余りにも素晴らしかったので、私的に神回認定させていただきます。 脚本は1〜3話、4話の継田淳氏、監督は第3話以来の辻󠄀本貴則氏です。 メイン脚本&メイン監督のタッグで見る方も気合が入ります。 侵略者の予感 / 冒頭からハー

          神回はふたたび『ウルトラマンアーク』第14話「過去の瞬き」

          デザイン・思いやり・必殺技 オール想像力大進撃『ウルトラマンアーク』第13話「シュウのレポート」

          『ウルトラマンアーク』第1クールを締めくくる第12話「シュウのレポート」が放送されました。 Xで毎週配信されている「石堂シュウの日記」を思わせるタイトルが光ります。 前回の総集編とは趣向を変え、シュウとSKIPがこれまでの戦いを振り返る内容でした。 脚本は第4話、第10話に続いて足木淳一郎氏、監督は鈴木農史氏です。 謎多き存在であるアークの潜在的脅威を理解しつつも、共に地球を守る仲間であると宣言するヒロシ所長。 ベタな展開ではありますが、特撮ヒーロー番組はこうでなくては。

          デザイン・思いやり・必殺技 オール想像力大進撃『ウルトラマンアーク』第13話「シュウのレポート」

          〽︎月が出た出た月が出た 星元市の上に出た 「芝原博士のウルトラマンアーク科学研究室」 第6回

          『TSUBURAYA IMAGINATION』にて、「芝原博士のウルトラマンアーク科学研究室」 第6回が公開されています。 今回は第11話、第12話を深掘りし、怪獣災害の実態・対策から、宇宙人の言語解析に至るまで、幅広い分野について考察しています。 理系の特撮ファンの知的好奇心を揺さぶり、子供達には科学への興味を掻き立て、さらに防災に関する知識も得られる内容です。 現役の科学者が作品の科学考証を務めるスタッフとして、公式で解説をするというめちゃめちゃ贅沢な企画、読まなきゃ損、

          〽︎月が出た出た月が出た 星元市の上に出た 「芝原博士のウルトラマンアーク科学研究室」 第6回

          星元市の「ふるさと納税」作ってくれ:『芝原博士のウルトラマンアーク科学研究室』 第5回

          『TSUBURAYA IMAGINATION』にて、「芝原博士のウルトラマンアーク科学研究室」 第5回が公開されています。 今回のメインテーマの一つは、「地理・地学」。 第9話、第10話を対象に、劇中セットや小道具を深掘りし、星元市の地理について考察しています。 近年のウルトラシリーズは、特定の市町を舞台とした作品がいくつかみられます。 降星町(ウルトラマンギンガ) 星山市(ウルトラマンジード) 綾香市(ウルトラマンR/B) 上記の3作品では、以下の特徴がみられます。

          星元市の「ふるさと納税」作ってくれ:『芝原博士のウルトラマンアーク科学研究室』 第5回

          遊星から来た強大! 『ウルトラマンアーク』第11話「メッセージ」 & 第12話「お前はギヴァス」

          本稿はタイトルに記載された作品のネタバレを含む感想です。 事前情報をほとんど入れず、作品を見ただけで書いておりますので、多少の間違いは笑ってご容赦ください。 第1クールの総括 ニュージェネシリーズ恒例、第1クールを締めくくる前後編が放送されました。 脚本はウルトラ初デビューの本田雅也氏、監督は武居正能氏です。 このエピソードは、ユウマとアークが何のために戦うのか、作品の方向性が明確に見えた回になったのでは、と思います。 序章:フラグを立てるユウマとオカグビラ登場 冒頭

          遊星から来た強大! 『ウルトラマンアーク』第11話「メッセージ」 & 第12話「お前はギヴァス」

          ウルトラマン辻󠄀本貴則監督回を観る⑤ 『ウルトラマンタイガ』 前編

          はじめに / 現代社会を風刺する『ウルトラマンタイガ』の世界 『ウルトラマンタイガ』の世界観は、私にとってとても魅力的です。 本作では「宇宙人が密かに地球で暮らしている」という設定があり、難民やマイノリティ問題など、現代社会に通じるテーマが描かれています。 『ウルトラセブン』の世界観を現代風にアレンジしたかのようです。 物語もハードでビターな展開が多く、多くのことを考えさせます。 その雰囲気に、さらに塩を刷り込むのが、ウルトラマントレギアです。 相手の心の弱さを巧みに突く

          ウルトラマン辻󠄀本貴則監督回を観る⑤ 『ウルトラマンタイガ』 前編

          孤独な青年と宇宙人の友情物語『ウルトラマンアーク』第10話「遠くの君へ」

          本稿はタイトルに記載された作品のネタバレを含む感想です。 事前情報をほとんど入れず、作品を見ただけで書いておりますので、多少の間違いは笑ってご容赦ください。 イントロダクション 第10話「遠くの君へ」は、脚本を足木淳一郎氏(第4話『ただいま怪獣追跡チュウ』)が担当し、監督は前話に続き湯浅弘章氏が務めています。 今回は、引きこもりの青年カズオと、遠い星の宇宙人との不思議な交流が描かれる、感動的なエピソードです。 アマチュア無線と特撮文化 冒頭に登場するのは、何者かとアマ

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          恐れていた夢の怪獣対決!長生きはするもんだ『ウルトラマンアーク』 第9話 「さよなら、リン」

          本稿はタイトルに記載された作品のネタバレを含む感想です。 事前情報をほとんど入れず、作品を見ただけで書いておりますので、多少の間違いは笑ってご容赦ください。 いやあ、今週も見応えのある作品でした。 今回の脚本は第5話「峠の海」に続いての登板となる根元歳三氏、監督は『THE NEXT GENERATION パトレイバー (2014)』に、辻󠄀本貴則監督、田口清隆監督とともに参加した湯浅弘章監督です。 今回は第4話「ただいま怪獣追跡チュウ」に続いてリンの主役エピソード。リンが理

          恐れていた夢の怪獣対決!長生きはするもんだ『ウルトラマンアーク』 第9話 「さよなら、リン」

          芝原博士の「ウルトラマンアーク」科学研究室【第4回】

          『TSUBURAYA IMAGINATION』にて、芝原博士の「ウルトラマンアーク」科学研究室【第4回】が公開されました。 7話は火山と硫化水素と温泉、 8話はテクノロジーと経済、 今回も気合の入った解説が掲載されています。 しかも、読者からの質問に答えるコーナーまであるとは! 詳細は是非、『TSUBURAYA IMAGINATION』にてお読みください。 SF作品において、「科学」や「軍事」のしっかりした考証は、フィクションであるドラマをリアルに見せ、視聴者の没入感をアッ

          芝原博士の「ウルトラマンアーク」科学研究室【第4回】

          電脳世界を食い荒らす果てしなき欲望の権化!『ウルトラマンアーク』第8話「インターネット・カネゴン」

          さあ、恐れていたこの回がやってまいりました。カネゴンの復活。デジタルでもカネゴンヌでもない正真正銘の「カネゴン」、しかも総集編ではなく通常回、さらにウルトラマンとの対戦付き。 脚本はSF作家の吉上亮氏、監督は前話に続いて越知靖氏です。 吉上先生も越監督もXのポストで熱い思いを語っています、必読! 冒頭から登場するカネゴン。 いやあ、やっぱり可愛いですね。 今回の声の担当は、ベテラン声優・折笠富美子氏。 声も演技も、初代カネゴンの雰囲気がよく出ています。 さて、Aパート早々

          電脳世界を食い荒らす果てしなき欲望の権化!『ウルトラマンアーク』第8話「インターネット・カネゴン」

          炎で命を繋ぐ、「火の鳥」ならぬ「火の虎」!『ウルトラマンアーク』第7話「満月の応え」

          うだるような暑さにSKIP所員たちは我慢の限界!でもそんな時に怪獣が出現し、ガスを吸収し始めた。アークのエネルギーをも吸収してしまう怪獣に為す術もない。しかも怪獣大爆発の可能性も出てきて星元市は消滅の危機に!!謎の少女の言葉を胸に立ち向かおうとするユウマ…。だが、怪獣は一体なぜ現れたのだろうか? (「TSUBURAYA IMAGINATION」より転載) 本稿はタイトルに記載された作品のネタバレを含む感想です。 事前情報をほとんど入れず、作品を見ただけで書いておりますので、

          炎で命を繋ぐ、「火の鳥」ならぬ「火の虎」!『ウルトラマンアーク』第7話「満月の応え」

          ゼロ戦怪鳥、富士に飛来! 『ウルトラマンアーク』特別総集編「SKIPフジヤマ市分所にて」

          全国各地に配備されているSKIPの分所。星元市以外の様子は一体どんな感じなのだろうか?フジヤマ市分所をみんなで覗いてみよう!!調査員・中村さんとAIロボ・チャッピーの凸凹コンビの活躍を見逃すな!! (TSUBURAYA IMAGINATIONより) ウルトラマンアーク、早速1〜6話の総集編が放送されましたね。 ニュージェネの総集編は、単なる名場面の編集にならないよう、毎回色々な仕掛けが施されており、これはこれで楽しいです。 長年の再編集番組を制作してきたノウハウがいかんなく

          ゼロ戦怪鳥、富士に飛来! 『ウルトラマンアーク』特別総集編「SKIPフジヤマ市分所にて」