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星元市の「ふるさと納税」作ってくれ:『芝原博士のウルトラマンアーク科学研究室』 第5回

『TSUBURAYA IMAGINATION』にて、「芝原博士のウルトラマンアーク科学研究室」 第5回が公開されています。
今回のメインテーマの一つは、「地理・地学」。
第9話、第10話を対象に、劇中セットや小道具を深掘りし、星元市の地理について考察しています。


近年のウルトラシリーズは、特定の市町を舞台とした作品がいくつかみられます。

降星町(ウルトラマンギンガ)
星山市(ウルトラマンジード)
綾香市(ウルトラマンR/B)

上記の3作品では、以下の特徴がみられます。
・ウルトラマンと敵役(ヴィラン)が同じ街に住んでいる。
・ヴィランが怪獣を召喚する。
これにより、怪獣の出現理由を省略できるというメリットがあります。
一方で、
・ウルトラマンとヴィランの戦いがメインとなり、怪獣が蚊帳の外。
・召喚される怪獣の出自にドラマ性が乏しく、没個性になりがち。
というデメリットがあります。

『ウルトラマンアーク』の舞台である星元市には、特定のヴィランがいません。
モノホーンが怪獣頻出になんらかの影響を及ぼしているのは確実(だと思う)ですが、12話放送時点においてはモノホーンの詳細は明かされていません。
現状で出現している怪獣たちは野良怪獣同然で、出自もさまざまに解釈でき、怪獣の個性豊かなストーリーを創出できています。
大変うまい設定だと感心するばかりです。


今回の『芝原博士のウルトラマンアーク科学研究室』は、劇中の映像や各種の地図から、星元市の地理を考察。
古生物学者である芝原先生は当然地学、ひいては地理もお詳しいでしょうから、テンションが爆上がり、筆が乗りに乗っています。

その他、怪獣標本の管理法、他国での調査体験記など、興味深い話題がたくさん。
作品の読むコメンタリーとして、ぜひご購読ください。


それにしても、これだけの頻度で怪獣が頻出する星元市。
普通の自治体なら、住民の大量流出やそれに伴う税収不足、復興財源の枯渇など、町が機能しなくなるほどのダメージを受けるはずなのに、住民の皆さんは変わらず生活を続けています。
よほど郷土愛が強いのか、政府から莫大な補助金を受けているのか?
一方で、怪獣を町おこしに積極的に使わない手はないでしょう。
・シャゴン焼き
・リオドまんじゅう
・ネズドロンまっしぐら!ダイモードキャンディ
・あかつき荘特製キノコスープ(レトルト)
・カネゴンのホシペイコインチョコ
・ユピーのスペシャルブレンドコーヒー
星元市の「ふるさと納税」を創設して、これらを販売すれば、市の復興財源はさらに潤うこと間違いなし!

四国の田舎からエールを送ります。

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