緊急時の生徒・保護者への連絡から学ぶ
学校は安全でないといけない
学校保健安全法第20条(臨時休業) 学校の設置者は、感染症の予防上必要があるときは、臨時に、学校の全部又は一部の休業を行うことができる。
全国的に臨時休業が一斉に行われ、教育現場もその対応に追われています。そもそも臨時休業の判断に妥当性があったのかはおいておいて、このような急を要する対応を迫られる機会はあります。
学校という場においては、何よりも大事にすべきは児童、生徒の安全です。保護者の大切な子どもさんを預かっている以上は、「安全」を最優先で考えるのは教員として最低限の仕事です。(学校に行くリスクと学校に行かないリスクもありますが・・・)
臨時休業の対応
臨時休業が決定すると、管理職から教職員に連絡がいき、教職員から児童、生徒とその保護者へ連絡があります。その際の連絡手段は何があるでしょうか?
・対面での連絡
・電話(固定電話or携帯電話)での連絡
・電子メール(一斉メールなど)での連絡
・学校HPやポータルサイトなどでの連絡
この4つをうまく使い分ける必要があると思います。
コミュ障な危機管理
昨年2019年6月の九州ICT教育委員会で経済産業省の浅野教育産業室長が登壇され、話されていたことを思い出しました。
子どもたちが出ていく社会では、 相手や場合において自分の考えを自在に組み合わせる力が必要になる。
・物理的に同じ空間に居る「対面コミュニケーション」も
・インターネット上での「対面コミュニケーション」も
・「(メール・チャットによる)文字」コミュニケーションも
⇨一つの手段を「押し付けてはいけない」社会に。
(「コミュ障」の意味が変わる)
緊急時に柔軟にコニュニケーションを取れる学校はどれくらいあるでしょうか。初期対応では、組織的な対応が必要だと思います。その後、きめ細やかな対応の際は学校という枠にとらわれず、児童、生徒の身になってコミュニケーションを使い分ける必要でないでしょうか。
為すことによって学ばれる。
子どもたちは、経験から学びます。特に不安や緊張の場面での経験は意味合いが大きく、人生観を変えるようなものになりえます。様々なコミュニケーションでできる環境だけは学校側が準備するべきだと思います。
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