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成長市場のシェアNo.1!復活なるか?パーク24(4666)

個別銘柄徹底分析マガジン!第8段!

今回取り上げる会社は、

駐車場市場で圧倒的なシェアを握っているパーク24!

カーシェアリングで有名になり、
個人投資家にも大人気の会社です。

ですが、今回のコロナウイルス感染症の影響により、
業績に大きな打撃を受け株価も大きく下落しています。

なのにどうしてこの会社を取り上げるのか?

まずはこちらを御覧ください!

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長期のチャートを見ると、かなり下がってきたことがわかると思うのですが、週足チャートを見る限り、同じくらいの価格で3度反転している

「トリプルボトム」!

が発生するかもしれません。

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加えて尽き足チャートで見ると、
120ヶ月移動平均線(黄色)を大きく割り込んでいます。

つまり10年間の平均よりも安いエリアにいるということ。


後にも出てきますが、実は駐車場市場というのは、16%程度で成長している市場です。その市場において80%以上のシェアを握る同社。

しかも、コインパーキングは自分で使うこともイメージできるし、
カーシェア需要もこれからももっと増えそうなイメージも持てます。

そんな会社が120ヶ月移動平均線もよりも下で買えるとなると、
調べずにはいられないと思いました!


そして、12月15日に本決算の発表を控えています。

しっかりと1つずつ見ていただけると良いと思います!
まずは、いつものようにレーダーチャートから見ていきましょう!

なお、このページで説明している内容は筆者の意見であり銘柄への投資を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願いいいたします!


総合評価!コロナの影響があり、いまの5角形は小さめ?

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まずは、レーダーチャートを御覧ください!

これで見る限りは、
そこまで大きい5角形には見えません。

今回コロナウイルス感染拡大の影響で、
今期利益が赤字予想が出ていて、
どうしても定量的な評価が小さく出てしまいます。

どのあたりまで、この評価の裏側を読み取れるか?

みなさんもぜひ考えてみてください!


成長性は4点!今期予想赤字の影響をどうみるか?

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まずは株探を使って成長性を確認しています。

まずご覧頂きたいのは、たしかに今期はコロナの影響で減収減益で赤字決算となりそうですが、その前までの「23期は連続増収を成し遂げている企業」です。

その間売上高を20倍以上に成長させてきた数字を見れば、
素晴らしい成長力を持った企業で有ることはご理解いただけるのではないでしょうか?

そんな会社でも、今回のコロナの影響を避けることはできなかった。

コロナの怖さを改めて感じます!

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こちらは、会社四季報オンラインで調べた業績の情報です。

これを見ると、11/13に業績が更新されていて、
今期の赤字幅が縮小しています。

一方でもともと出ていた来期の業績予想も減額されています。

ん〜。評価は難しいところですね。。。。

まだすぐに業績が戻ってくることはないのか?
12月15日の本決算発表では、来期の予想をどのように出してくるのか?

ここで評価が大きく変わる可能性があると思います。

ということで今の段階では業績は、4点をつけました。


収益性は5点!今期が赤字なだけに評価は難しいところ

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続いて、株探を使って収益性を出していきます!

今回のパーク24については、
今期が赤字予想のため数字を出すのが難しいですね。

コロナの影響は一過性だとして、
今期を除いて利益率の平均を出すことにしました。

少し甘い評価になるのかもしれませんが、
それを含めて見てもらえればと思います。

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続いて、粗利率も計算しています。

こちらは最新の決算短信(9/15発表)の損益計算書から計算しました。

最新の粗利率は、13.2%
前期と比べて悪化しています。

加えて決して高い数字とは言えないです。

来期以降にどのような変化が起こるのかに注目してみてください。

以上の観点から、収益性については、5点をつけました!


割安性は、6点!割安というわけではないが、業績の回復次第では!

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続いて割安性を確認していきます。

四季報では来期予想が出ていまして、
そちらから見る来期予想のPERは32.69倍です。

紙面の四季報で確認できる実績PER(過去3年間のPERレンジ)で見ますと、高値平均で37.7倍ですので、まだ上がる余地が残っていると言えます。

PBRについては、
株探で見ていますが、4.21倍となります。

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続いて、PSRを確認していきます。

特にパーク24のように赤字企業で成長している場合には、
利益での割安性の判断ができないので、PSRでの評価は有効性があると思います。

結果は、時価総額2716億円に対して、2700億円の売上予想ですので約1倍となりました。

これが割安なのか?を考える上で同業他社と比較していきます!

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まず、不動産のスターツは0.8倍。パーク24より安いと言えますね。

ですが、駐車場としてのライバル会社
日本駐車場開発、パラカについては、1倍を超えています。

ここから考えると、

パーク24の1倍のPSRは安いと言えるのではないでしょうか?

ということで、割安性については、
5.7点、四捨五入して6点となりました。


安全性は7点!自己資本比率は低いが問題なさそうです!

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