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【投資】5月1日(金)好決算発表後の銘柄をチャート分析をしてみた
みなさんこんにちは!
GWが明けて、2営業日経ちました。
今回は新型コロナウイルスの影響が連休中にどのように動くのかが見えず、懸念していた方も多いのでは?
結果として、日経平均株価は2連騰。株価も堅調な2営業日となりました。
合わせて注目が、個別企業の発表する決算発表とその株価推移ですよね。
なので、今日は、連休前の5月1日(金)に株探(かぶたん)で発表になった★本日の【イチオシ決算】について、基本データとチャートについてまとめてみたいと思います。
参考記事
◇今日のYoutube&Podcast
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◇コモ <2224> [JQ] ★前期経常を29%上方修正
・記事内容
コモ <2224> [JQ] ★前期経常を29%上方修正
◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の3億円→3.9億円に28.9%上方修正。増益率が24.5%増→60.4%増に拡大する見通しとなった。コンビニエンスストア向けプライベートブランド製品のスポット導入効果に加え、新型コロナウイルス感染症対策としての外出自粛要請で内食関連需要が高まったことも追い風になった。
・発表後基本データ(2020/05/08時点)
株価2,469円 修正後1株益76.61円 修正後PER32.2倍
↑適時開示情報より
・株価チャート
・見解
修正発表後2営業日ではほとんど株価が上昇していないのがわかると思います。テクニカルで見たときには、2,300円〜2,500円のレンジで動いていて、上限である2,500円付近に大きな節があります。チャートの横に価格帯別出来高を表示していて、横に伸びている棒グラフがあると思いますが、その価格帯で売買した人が多いということで、2,500円付近に来ると売りが出ることが予想されます。
今後は2,500円を超えてくることが上昇の条件となりそうです。そして更にすぐ上の2,600円にも節がありそうなので、改めてこの節目を超えられるかがキーとなります。
ただ、この銘柄コロナショック期間中でもほとんど下がっていない銘柄であることに驚きました。天然酵母でパンを作っている内需型のメイン事業であり、コロナによる外出自粛が逆に需要を高めた形になりました。
コロナウイルスによる影響が長引けば、高値更新という可能性もあると感じました。ただし、決してPERが安いわけではないので、大きく上昇というわけにはいかないでしょう。
◇手間いらず <2477> ★7-3月期(3Q累計)経常が40%増益で着地
・記事内容
手間いらず <2477> ★7-3月期(3Q累計)経常が40%増益で着地
◆20年6月期第3四半期累計(19年7月-20年3月)の経常利益(非連結)は前年同期比39.7%増の8.8億円に拡大して着地。宿泊予約サイトとの連携強化などを通じ、宿泊予約サイトコントローラ「TEMAIRAZU」の月額利用料が引き続き増勢だった。なお、現時点では月額固定収入が売上高の多くを占めることから、新型コロナウイルス感染症の影響は軽微としている。
・発表後基本データ(2020/05/08時点)
株価4,280円 決算発表後1株益90.71円(3Q時点) PER35.54倍
・株価チャート
・見解
宿泊サイトの予約管理システムということで、影響が懸念されていた手間いらずの3Q決算。影響は軽微ということで順調と言える決算ではないでしょうか?
一方株価は、5/7には高く寄り付いたものの、2日間陰線を続け、相場の方向性とも逆の動き。上値の重さが伺えます。
気になるのは、週足チャートの13週移動平均線を一度超えたにも関わらず再度割り込んでしまったが故に抵抗として機能してしまうのではないか?52週移動平均線とのデッドクロスとも重なり懸念があります。
当面は直近安値の3,145円を割り込まないかが注目点と言えるでしょう。
安値割らなければ、業績の観点からも一定水準の株価の戻りがあってもおかしくはないはず。成長企業だけに底のサインは見逃したくないところです。
◇テクマト <3762> ★前期経常を22%上方修正・最高益予想を上乗せ
・記事内容
テクマト <3762> ★前期経常を22%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の24.6億円→30.1億円に22.4%上方修正。増益率が4.6%増→28.0%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。継続的なセキュリティ投資需要の高まりを背景に、セキュリティ関連製品が伸びたほか、戦略的に推進しているストック型ビジネスの拡大も奏功し、売上高が計画を上回ったことが寄与。販管費の減少に加え、アプリケーションサービス分野の伸長や事業構造改革の進展も利益を押し上げた。
・発表後基本データ(2020/05/08時点)
株価2,830円 修正後1株益93.6円 修正後PER30.2倍
↑適時開示情報より
※株価チャート
・見解
業績修正の発表を受け、株価は素直に上昇、昨日のザラ場では上場来高値を更新する場面も見られました。
同社は、ITセキュリティ製品を提供しており、コロナウイルスの影響にリモートワークが急増した結果、需要の増加が発生し、今回の修正に至りましたが、やはり業績の見通しを立てることが難しく、来期の業績懸念で高値を更新できなかったのではないかと思います。
今後は、高値更新が見られるのかどうか?
しばらくは節目でもみ合って高値更新となればスムーズな上昇も期待できるところ。注目に値する銘柄になるのではないでしょうか?
◇アルゴグラフ <7595> ★前期の経常最高益予想を22%上乗せ、配当も10円増額
・記事内容
アルゴグラフ <7595> ★前期の経常最高益予想を22%上乗せ、配当も10円増額
◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の53.8億円→65.6億円に22.0%上方修正。増益率が2.5%増→25.0%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。自動車業界を中心とする製造業の根強い研究開発投資意欲を背景に、システム商品販売や保守サービスが好調だったことが寄与。経費削減を進めたことも利益を押し上げた。
業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の50円→60円(前の期は1→2の株式分割前で90円)に増額修正した。
・発表後基本データ(2020/05/08時点)
株価3,485円 修正後1株益197.2円 修正後PER17.6倍
↑適時開示情報より
・株価チャート
・見解
修正発表後は、高値で始まるも小動きに終始。2日連続陰線なりましたが、全ての移動平均線の上にいるので下値の不安があるかと言われれば少ないと見ることができるでしょう。
同社は、自動車業界や製造業に主にCADと呼ばれるシステムを提供している会社で、自動車業界を中心とする製造業の研究開発投資に対する意欲が根強く、システム商品販売並びにサービス事業全般にわたり好調に推移していることを修正の理由にあげています。
ですが、企業の研究開発費が新型コロナウイルスの影響により縮小する可能性も考えられることから上値が伸びにくいのは仕方ないでしょう。
ですが、同時に配当も増額している点や、全ての移動平均線を超えていることから、堅調な株価展開が予想できます。直近高値である4,000円を超えることがあれば明確な上昇トレンドであると言えます。
注目に値する企業になると思います。
◇まとめ
ということで今日は、
2営業日前に発表された決算発表をもとに、個別銘柄のテクニカル分析を行いました。
驚くのは、今回紹介した4社中3社は、あれだけ全体相場が下落していた中でほとんど株価が下がっていない。むしろ上場来高値を更新するかしないか、の会社があるということですよね。
しっかりとした銘柄選別ができていれば、どの状況下においても株式投資にはチャンスがあるということが改めて見えてきました。
こういった分析を続けることによって、今の時期に上がりやすい銘柄の傾向も見えてくると思います。
また時期を見てこういった記事をあげていきたいと思います。
次回もお楽しみに!
◇最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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