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【投資】通貨によって大きな差が!一目均衡表でみる各国通貨チャート

昨日の記事からの継続記事で、今度は為替で見ていきます。

昨日の記事はこちらから

株と為替では全く動きが違っています。その中で注目ポイントも異なるので、一目均衡表についても理解が深まると思います。

違いについて解説していきます。

では見ていきましょう!

◇今日のPodcast&Youtube

チャートは文字だけだとわかりにくいので、動画や音声でも配信しています。

◇1、三役逆転間近のドル円

スクリーンショット 2020-04-28 22.40.16

ドル円の日足1年間のチャートです。

ドル円は、コロナショック直前の112円台から一時102円を割れるなど、短期間で10円以上の大きなボラティリティ(変動幅)を見せましたが、現在は再び値動きが小さくなりつつも、徐々に値段を切り下げています。

昨日と同様で見てみると、

①で遅行スパンが価格を下回り1つ目の逆転、
②で転換線が基準線を下回り2つ目の逆転はすでに達成されていて、

残る③の雲の下限を割り込むかがギリギリのところの価格を推移しています。

もしも、割り込むとなると3役逆転が成り立ち、雲の下限が今度はサポートからレジスタンス(抵抗)への転換し、赤矢印のような動きが予想されます。

加えて、③の◯内で起こっていことにも注目してみてください。

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拡大しています。↑

雲に注目していただきたいのですが、2本の先行スパンによって構成される雲の上下関係が変わり、線がクロスしていることがわかるかと思います。

このことを一目均衡表では「変化日」と呼んでいます。

この変化日で起こる可能性のあることが2つあります。

それは、
トレンドの転換 or トレンドの加速
です。

今回であれば、緩やかに高値を切り下げてきたドル円の下降トレンドが加速する可能性が懸念されます。

ぜひ「変化日」に注目してみてください!

◇2、節目割れによる下降トレンド加速も!ユーロ円

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続いてユーロ円です。

ユーロ円は、日足で見るとしばらく下降トレンドが続いていることがわかります。

まず①で遅行スパンが価格を下回り、
②は2箇所つけていますが線のクロスが見られ、一時上昇に転じて好転となりましたが、すぐに逆転に。

③も2箇所つけていますが、2箇所とも結果的に雲が抵抗になって上昇を抑えていることがわかるのではないでしょうか?

現在は、いままでの節目である116円を割り込み、一段と下降トレンドが進む可能性が高くなっています。

◇3、ドル円、ユーロ円に比べると希望が持てる!ポンド円

スクリーンショット 2020-04-29 5.57.26

続いてポンド円です。

ユーロ円とも全く違う動きをしていますね。

①で遅行スパンが価格を超え、
②で転換線が基準線を超え、
③で価格が雲の中に入り込んでいます。

③の雲が厚いので雲を抜けるかは微妙ですが、抜ければ三役好転となりそうです。

今後は、雲のどちらに抜けるのかに注目です。

◇4、唯一三役好転を達成した豪ドル円!ただし変化日に注意!

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今度は豪ドル円です。

なんと豪ドル円については、三役好転を達成しています。

①で遅行スパンが価格を超え、
②で転換線が基準線を超え、
③で雲を価格が超えたため、

明確に三役好転の達成です。

通貨によって動きが違うことが見えてきました。

ただし、一目均衡表のおもしろいところは、
もうすでに未来の変化日が見えている点です。

この変化日は、23営業日後なので、5月末頃となりますが、変化日があるということは、先程も見たように、

トレンドの転換 or トレンドの加速

が起こる可能性があるので、単純に楽観視することは危険であると言えます。

このように、未来の変動が大きくなりそうなタイミングが分かるのも、一目均衡表の素晴らしいところです。

◇5、高金利通貨トルコリラ円の下落が止まらない!

スクリーンショット 2020-04-29 6.12.00

今日最後に見るのは、高金利通貨として有名なトルコリラ円です。

一目均衡表でみると、

①の遅行スパンが価格を下回る動きと、③の価格が雲を割り込む動きが同じ場所に確認できます。

更に、②の転換線と基準線のクロスと雲のねじれである変化日が同じタイミングで起こり、その後から明確な下降トレンドが続いてきたことがわかります。

下落の流れが止まったとは言えないのと、未来の雲の厚みを考えても様々な抵抗があることを知っておく必要があるでしょう。

なぜここまで下落が進んでしまったかというと、

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↑外為どっとコム政策金利一覧より

一時期24%もの政策金利があり、トルコリラ円を買うだけもらえていた金利(スワップポイント)が魅力だったのですが、経済状況の悪化により、金利を下げ続けているトルコは、今月も更に利下げを実施し、ほとんどのFX会社でトルコリラ円を買ったときにもらえる金利が0になっています。

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↑セントラルFXより

いままでは価格が下がっても金利が高いため、長く持つことによるメリットがあったトルコリラ円の金利というメリットが完全になくなってしまったのです。

これによりトルコリラ円の価格の下落の流れはいまだ目処が付きませんし、先程見たようにチャート上には抵抗が多くあることを抑えておいてください。

高金利通貨には大きなリスクが潜んでいることを抑えておきましょう!

◇まとめ

ということで、2日間連続で一目均衡表を見ていきましたが、だんだん見慣れてきましたでしょうか?

為替市場を見てわかったことは、

・ドル円は三役逆転間近なので、円高に警戒が必要
・豪ドル円は三役好転が達成!今後に注目!
・高金利通貨はスワップ減少による価格下落が顕著

世界のお金の流れはバラバラであることがわかりましたね。

その上で、今日は「変化日」を学びましたので、
今後の動きに加速や転換のタイミングとして、未来の「変化日」を探してみてはいかがでしょうか?

◇最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます!
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それではみなさん。
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