【投資】新興市場に望みあり!一目均衡表でいろんなチャートを見てみよう!
みなさんこんにちは!
今日はテクニカル分析の中でも、見た目は難解、でも使えるとすごく役に立つテクニカル指標。
「一目均衡表」を使っていろんな指標をチェックしてみたいと思います。
一目均衡表ってなに?
使ってみたい!
どうやって使うの?
という人はぜひ記事を読んでみてください。
◇今日のPodcast&Youtube
今日の記事を音声と動画でも配信しています。見て聞いて理解を深めてみてください。↓
◇1、日経平均株価を一目均衡表で見ると
まずは、チャートをご覧ください。
日経平均株価の日足1年で表示しています。
まだテクニカルを見慣れていない方は、
「え?なにこれ?」
と思う方もいるかも知れませんね。
一目均衡表は、5本の線で表示してあり、うち2本の線の間には「雲」という色塗りの部分があるのが特徴です。
5本の線というのがコチラです。
計算式の意味は一応知っておいてください。
①基準線=当日を含む(過去26日間の高値+安値)÷2
②転換線=当日を含む(過去9日間の高値+安値)÷2
③遅行スパン=当日の終値を当日を含む26日前(過去)の位置に記入
④先行スパン1=(転換線+基準線)÷2
⑤先行スパン2=(過去52日間の高値+安値)÷2
※先行スパン1と2は当日を含む26日先に記入
の5種類です。
こうやって見てみると難しく感じるかもしれませんが、
(高値+安値)÷2というのは、ちょうど真ん中の値(中値)を表しています。ちょうど均衡している価格という意味です。
聞くより見て覚えろ!ということで、
改めてチャートを見ましょう!
◇2、一目均衡表の下降のサインは?
同じチャートに番号と丸や矢印をつけました。
トレンドライン同様に、下落のサイン(一目均衡表の場合には逆転という)をグリーン、上昇のサイン(一目均衡表の場合は好転という)をレッドで表示しています。
それぞれ3つずつあるのがおわかりいただけるでしょうか?
これ以外にも様々なことがわかる一目均衡表ですが、
この3つずつの好転と逆転を見ていくことがもっとも大切なポイントになります。
その3つとは、
・転換線と基準線のクロス
・遅行スパンと株価のクロス
・株価と雲のクロス
です。
例えばグリーンの①
ここでは、遅行スパンが株価よりも下に割り込んでいます。
グリーンの②と③では、
転換線が基準線を上から下に割り込み、
株価が雲よりも下に抜けています。
この時点で、3つの下落のサイン(逆転)が揃いました。
この3役逆転といいます。
①の遅行スパンについては、実際には26日過去に描くことから、
今回のショックによる急落は、ほぼ同時に3役逆転が起こったことがわかります。
もしも、一目均衡表を毎日見ていれば。。。と思う方もいるかも知れませんね。
◇3、一目均衡表の上昇のサインは?
続いて上昇のサイン(好転)を見ていきます。
まず①
遅行スパンが株価を超えました。1つ目の好転です。
そして②
転換線が基準線を超えています。2つ目の好転です。
残り1つは、③
株価が雲を超える必要がありますが、
現在(2020/04/27時点)の株価は雲の中にいることがわかります。
なので③はまだ未完成と言えます。
そしてこの雲の特徴として、厚ければ厚いほど、抵抗の力が強まります。かなり分厚い雲であることがわかると思います。
実際雲を超えるためには、先行スパン2の20,237円を超える必要があります。まだ3役好転が達成されるまでには少し値幅が必要そうです。
ここには大きな抵抗があるということを覚えておきましょう。
加えて、他のテクニカルでも見ていくと、
一目均衡表にフィボナッチを重ねてみました。
表示方法については画面を参考にしてください。
これを見てみると、
コロナショック前の高値と、コロナショック後の安値の半値戻し水準の価格とピッタリと重なっていることがわかると思います。
ここがかなり意識される水準であり、現在価格はその下にいるわけですので、そうたやすく超えることはできなそうということは感じることができると思います。
◇4、他の指標も同様にチェック
こちらはTOPIXです。
日経平均と全く同様のサインが出ています。
①で遅行スパンが株価を超えて1つ目の好転、
②で転換線が基準線を超えて2つ目の好転、
③で株価が雲の中に入っているが超えてはいないので未完成、
さらにフィボナッチでみる半値戻しと雲の上限はほぼ一致。
同じく上値が重いと見ることができます。
続いて、小型株が多く上場する新興市場を見ていきます。
まずはJASDAQです。
こちら水準感は多少違えど、状況はほぼ同じ条件が揃っています。
①で遅行スパンが株価を超えて1つ目の好転、
②で転換線が基準線を超えて2つ目の好転、
③で株価が雲の中に入っているが超えてはいないので未完成、
さらにフィボナッチでみる半値戻しと雲の上限はほぼ一致。
こちらはかなり半値戻しまでも上にあるので、より上値が重そうな印象です。
最後にマザーズ指数です。
これだけは異なった動きを見せています。
①で遅行スパンが株価を超えて1つ目の好転、
②で転換線が基準線を超えて2つ目の好転、
③で株価が雲を超えて3つ目の好転。
これで一目均衡表における買いサイン(好転)が揃いました!
このことを
三役好転と呼びます。
加えて、小型株は、日経平均などと比べて先行性を持って動くとも言われています。このことから考えるのであれば、他の市場の株価指数、平均株価についても、半値戻しを達成する希望は持てるのではないかと思います。
◇まとめ
今日は、一目均衡表というチャートを使って、
いろいろな市場の株価チャートを確認してみました。
一見難解に見える一目均衡表ですが、見るポイントさえ分かれば、数を見る上で見るポイントがなんとかなく理解できてきたのではないでしょうか?
これで見ていくと、
・マザーズ指数が三役好転を達成していて、他の市場にも希望が持てる可能性がある
ということがわかったと思います。
難しいがゆえに、こちらも継続的に見ていくことで理解できてくることもあるかと思います。
継続的に記事にもしていきますので、ぜひみなさんも
「一目均衡表」にも興味を持ってみてもらえると嬉しいです。
◇最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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※チャートは全て楽天証券MarketSpeed for Macより使用しています。