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家庭経営戦略その0~まずは戻れる場所を決める~
まとめて書く時間がなくて、ずっとこの「育児で学べる、ビジネススキル」の各論を更新できなかったんですが、
「あ、まとめて書かなくても、シリーズ化して書けばいいんだ」
と気づいたので、少しずつ始めてみようかなと思います。
以前書いたこちらの記事↓
「育児(と家事)をするということは、家庭を経営する、とも言える。
家事育児をすることで経営学の基礎的な知識やスキルが身につくし、もっと言うと、「経営」の疑似体験ができるかも?」
ということを書いた記事です。
この記事の中の「経営戦略」の部分を書いていきたいと思います。
・ビジネスパーソンとしてスキルアップ・レベルアップしたいんだけど、学んでる時間がなくて…という人
・育児で身についたマネジメントスキルともっと仕事で活かしたい!という人
・育児はこれから!という人
ぜひぜひ少しずつ書いていくので、気長に見てみてください。
本記事の要約です。
家庭での育児や家事を通じて学べるビジネススキル、本日の重要ポイントは以下の内容です。
①家庭のミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を決める
家庭におけるMVV(ミッション、ビジョン、バリュー)を決めることで、行動の指針が共有され、コミュニケーションのすれ違いを防ぎ、家庭経営の土台を築くことができます。
②具体的な言葉で考えを共有する
家庭の目標や価値観を決める際には、曖昧な表現を避け、具体的に言語化して共有することで、互いの理解が深まり、ロジカルシンキングの練習にもなります。
これにより、家庭経営の戦略を考える土台ができます。
MVVを考え、言語化することはビジネスの現場にも必要です。
以下の流れで書いていきます。
では本題へ。
戻れる場所を決めておく
先ほど掲載した過去記事にも書きました、
ミッション・ビジョン・バリュー(頭文字を取ってMVV)をまず最初に決めましょう、ということです。
これが、行動に迷った際の道標でもあり、自分たちが「戻れる場所」でもあります。
企業で言うMVVを家庭に置き換えて考えると、このような言葉になります。
ミッション(目的や存在意義)⇒なぜ二人は家族になったのか
ビジョン(あるべき姿)⇒どういう家族になりたいか、なっていたいか
バリュー(行動指針)⇒何を大事にして過ごすのか
結婚式などでよく聞かれる、
「結婚の決め手は?」
「どういう家庭を築きたい?」
「2人が大事にしていることは?」
みたいなことを突き詰めて考えると、実はあなたの家庭のMVVになっていたりします。
このMVVがハッキリしていると、
行動原理が共有されていることによりパートナーとのコミュニケーションにおけるすれ違いを予防できるだけでなく、
・お金をかけるところ&節約するところが決めやすくなる
・キャリアや育児に関する考え方も共有できる
・子供に対しても、自分たちの価値観を説明しやすくなる
といったメリットがあります。
これから考えていく「家庭経営戦略」の土台にもなるので、ここはしっかり決めましょう。
時と場合によって変化していく可能性もあるので、それも話し合いの上、2人(子供が大きくなったらみんなで)納得して変えていきましょう。
どうやって決める?
例えば、「笑顔あふれる家庭」を目指すとしましょう。
自分は、そして相手は、どういう時に笑顔になれるのでしょうか?
この答えが、「2人で晩酌してる時」だったとしたら、それは「毎日少しでもいい」のか「週末に夜遅くまで」なのかによっても違ってきます。
また、晩酌していて「2人で話しているから楽しい」のか、「2人でお笑い番組を見ながら一緒に笑えているから楽しい」のかによっても変わってきます。
そこでようやく、「週末2人で長々と話しながら楽しい話をしている時に笑顔になれている」
と気づいたりするわけです。
こういう形で一つ一つの過去の出来事から思い返して、細かいところを言語化する中で「何でも話せる関係性を続ける」という姿を理想として定めると良さそうですね。
この辺りはビジネススキルとしては、ロジカルシンキングにも繋がることですが、言葉を曖昧にせず、しっかりと共通の言語にしていくことでお互いの理解が深まる筈です。
まとめ
家庭経営戦略その0は、ここまでにしたいと思います。
重要なラーニングポイントとしては2つ。
①夫婦の(家庭の)MVVを決めることで、コミュニケーションのすれ違いを予防できる
②決める時の話し合いでは、細かいところまで言語化して、お互いの思いを共有する
という感じですね。
ロジカルに話し合う練習にもなりますし、企業や事業の目的やビジョンを共有する話し合いの練習にもなります。
もちろん次回述べていく家庭経営戦略を考える上でもベースとなります。
このMVVは、今後話していく「育児で学べるビジネススキル」のすべての土台となりますので、「その0」とさせていただきました。
それではまた次回。
(「もっとこういう話が聞きたい」「ここの考え方はおかしい」などなどご意見ご感想ございましたら、遠慮なくコメントください!よろしくお願いします!)