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その95〜バチバチのケンカで、ガチガチの絆を深めるコツ〜
※忙しい人向け、この記事の要約です。
対立は避けられないが、建設的に解決することで成長や関係改善につながる。
職場の対立解決のポイント
目的: お互いの共通の目標(例: 組織のため)を再確認し、その前提で対立を解決する。
解決プロセス:
相手の視点を理解する。
対立の本質を特定する。
目標を明確にし、求める解決策を把握する。
協力的な対話で問題解決に臨む。
家庭における対立解決のコツ
家庭では「共通の目的」が曖昧なことが多い。
家庭のMVV(ミッション・ビジョン・バリュー) を言語化し、判断基準にすることで対立が有意義な議論になる。
ケンカは「家庭のため」「お互いの理解」「自身の反省」を目的とし、信頼関係を築く手段となる。
ケンカ、してますか?
と聞かれて、
「はい!しています!」
と答える人はごく少数かなと思いますが、
職場や家庭で大小様々なケンカやトラブルがあると思います。(家庭の方が多いかな…)
とはいえ、
「ケンカするほど仲が良い」
とも言われるように、
人間関係を円滑にするための「コツ」にも似たような捉え方をされることもありますよね。
「いやいや、仲が本当によかったらケンカなんてしないでしょ!」
と思うんですが、
「うまくケンカする」
ことによって更なる成長、絆の構築ができることもある、というのが今日のテーマです。
ということで本日ご紹介する論文はこちら!
タイトルは、
「職場の対立を建設的に解決する4つのステップ
相手の視点に立ち、対立の本質を見極める」
です!
それでは早速見てみましょう!
論文の要約
職場での対立は避けられないが、適切に対処することで生産性や関係改善につながる。
対立解決のポイント
目的: 互いの利益を満たし、公正で良好な関係を築く。
解決の重要性:
・成果向上: 意見の摩擦から新たなアイデアが生まれる。
・成長機会: 他者の視点を取り入れ、学びを得る。
・関係改善: 信頼構築や心理的安全性の向上。
解決プロセス
相手の視点を理解する: 寛大な解釈を持つ。
対立の本質を特定: タスク、プロセス、地位、人間関係の違いを見極める。
目標を明確にする: 真に求めているものを把握する。
対話の方法を決める: 放置するか、直接的に解決するか判断する。
原則
・視点は一つの意見にすぎないと理解する。
・積極的に相手の話を聞く。
・協力的な姿勢で問題解決に臨む。
・感情をコントロールし、冷静さを保つ。
結論: 対立を建設的に解決することで、仕事の質、関係、満足度が向上する。
当たり前なんですが、
「ケンカしっぱなしで仲が良くなることはない」
んですよ、当たり前ですが。
関係の修復、対立の解決をしていく中で関係性が良くなるわけです。
では、どういう解決をしていけば良いか?
自身を守るため、ではなく、「お互いの共通の目的のため」にケンカをする
ことを意識しましょう。
対立すると、お互いが自分自身を守りにいきます。
それは当然の行動ですが、
「そもそもなぜケンカになったのか?」
「どういう状態になれば解決するのか?」
を考えると良いんです。
職場であれば、余程の事情がない限り、
組織のために動く中で対立が起こるわけです。
ということは、お互いが
「違った立場」から、
組織のために、
対立しているわけです。
ですので、「組織のために」という目的をお互いで再確認して、その前提で、
要約に書いてある、解決プロセスを辿ることが必要です。
ケンカ、というのは、エネルギーのぶつかり合いです。
自分の主張を通さないといけない!
というエネルギーがお互いにあるために対立に発展します。
ということは、それをいい方向に導く「共通の前提条件」、要は「組織のため」という目的があれば、
ただのケンカを、より良い議論に繋げていくことができるんですよね。
そうすることで、互いの考え方の違いを理解することにも繋がりますし、視野が広がるいい機会でもあります。
「うまくケンカする」
これにより、自身と組織の成長にも繋がるんですよね。
さらには、多様性の浸透にも繋がっていくのではないかと思います。
ぜひうまくケンカしていきましょう!
家庭に置き換えて考えると…
家庭の方が些細なケンカは起こりやすいかもしれません。
職場よりも感情が出やすいですので。
そして職場より厄介なのは、
「共通の目的」が認識しづらい部分です。
やはり「共通の目的」を言語化できていないご家庭が多いのではないかと。
家庭における
「ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)」
が言語化できていると、
何のためのケンカなのか?
を思い返すことができるんですよね。
そして、そのMVVに沿った行動であるかどうかで判断ができる。
相手を責めるため、ではなく、自身の行動を省みるために、このような判断基準は大事です。
まずは、「〇〇家のMVV」を考えてみましょう!
ストーリーで学びたい方は↓コチラから
そこから始まるケンカは、
・家庭のため
・お互いの理解のため
・自身の反省のため
になります。
「ケンカするほど仲が良い」
というのは、
その土台ができていて、かつ信頼関係が築けているからケンカできる
ということなのかもしれません。
まとめ
本日は「ケンカ・対立を通じて、組織として成長するコツ」をテーマにした論文をご紹介しました。
対立は避けられないものですが、
それを糧にするか、
それとも縁切りバサミにするか
あなた次第です。
ぜひともケンカも自身や職場、家庭の成長にいかしましょう!
それではまた次回。