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息子のイライラ虫撃退日記①
少し昔を振り返って書いてみようと思います。
我が子のイライラ虫に悩むパパママのお役に立てれば。
最後の手段は、僕の十八番
「もうどうしたらいいんだろう…」
僕たち夫婦が、理不尽に怒鳴り散らかす息子に対して抱いた感想である。
1年前くらいの話。
強烈なイライラ虫を飼っていた息子との接し方に僕らは悩んでいた。
優しくなだめようが、少しきつい口調で抑え込もうがお構いなし。
しかもイライラスイッチがどこにあるかわからないという理不尽さ。
ちょっと前まで笑っていても、
少しでも気に入らないことがあるとすぐ点火。
そして他人のせいにして(たとえ自分に問題があっても)あたり構わず火を飛ばす。
その場で関わっていないのにこちらに火花が飛んでくることなんて日常茶飯事。
近づけば「やだ!こっち来ないで!」
離れれば「なんでいなくなるの!」
そんなこんなで冒頭の状態になる僕ら。
もう打つ手無し。
そう思った時、やってみようかなと思ったのがマッサージ。
所謂もみほぐし、というよりも、タッチケアという部類のごく軽めの刺激で行うものだ。
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「何かやってあげないと」
僕の仕事は理学療法士。
自分の技術をそういうふうに使ったことはないのだけど、
僕にできるのはそのくらいしかなかった。
でも何とか息子のイライラを止めてあげたい。
そんな思いで取り組み始めた。
ウチの息子
こんな感じの性格。
・几帳面
・怖がり、保守的
・こだわり強い、頑固
・視野は狭い(好きなことに真っ直ぐ)
・優しい(機嫌のいい時は)
・完璧主義
・どちらかというとインドア
ざっくり性格の特徴を言うとこんな感じ。
未知の世界にガンガン飛び込んでいくタイプではなく、
知らないこと、やったことないことは恐れてしまう。
時間はキッチリ守れる。自分ルールで行動している感じ。
そのこだわりが強くて、衝突することも。
またそのルールを完璧にこなさないと気が済まない。
柔軟性、環境への適応性は少ないかなと。
そういった性格がイライラにつながっているのかな、という分析を夫婦でしていた。
実際にやったこと
至ってシンプル。
寝かしつけの時に、「トントン」ではなく撫でるように背中やお腹をさする(仰向けならお腹、横を向いていたら背中)。
寝ついたら、首の後ろや頭を軽くさする(低刺激のヘッドスパみたいな感じで)。
これだけ。
妻にマッサージしてるのを見てたことがあるためか、
「今日は〇〇(息子の名前)にマッサージしてあげるよ」
と言ったら受け入れてくれた。
だいたい10〜20分くらいだろうか。
スヤスヤと寝て、終了。
ちなみに首や頭は何となく触ってみて硬い感じがした。
イライラして歯を食いしばったりしているからかなぁ…
体が緊張すると、心も緊張する。
緊張すれば些細なことで糸が切れ、
歯止めが効かなくなってしまうのかも。
少しでも変化が出るといいが…
翌日のちょっとした変化
翌朝起きてきて、特に何も変化なし。
機嫌良くもなく、悪くもなく。
キレもせず。
何事もなく穏やかに保育園に送り届けられた。
ん?何事もなく?
おや、これは…!
と期待感を持ちつつも、
1日が終わるまでわからない。
これが続くかわからない。
期待と不安を抱えつつ、しばらく続けてみようと思った。
1週間くらい続けた。
結果、
イライラ虫撃退成功。
理不尽に怒り、怒鳴り散らかす息子はどこへ行ってしまったのだろう。
そのくらいの変化が起きた。
息子がイライラしなくなったおかげで、
僕らも楽に関われるようになった。
それが息子にも伝わり、穏やかにコミュニケーションが取れるように。
こうした好循環が回るようになった。
その時、「触れる」ってすごいなぁ
と感じた。
ちなみに僕が行ったケアは、
専門的な技術はいらない。
ただ、
ゆっくりと(スピードは遅い方が良い)、
手のひら全体で、
ひたすら優しく、
撫でただけ。
誰にでもできる、簡単なこと。
(ケアする場所は背中やお腹、頭や首がいいと思います)
今後も続けていこう。
実は、このお話は続きがあります。
マッサージしたら良かったよ〜という話では終わらないのですが、今日はひとまずこの辺で。
それではまた。