見出し画像

カレーから考えるスキーワックス

実は私、カレーが大好きです。
好きすぎてホールスパイスから作り出すありさまです。
ふとある日、昔から続く喫茶カレーを頂きながら、ワックス処方と繋がる点に気がつきました。
 
その喫茶店でいただいたカレーはスパイスカレーなど、スパイスが際立ったカレーではなく、スタンダードなカレーがベースです。
むしろシンプルでスパイスの数は多く使用していないように感じました。
しかし、食べる味は個性的で美味しいと感じたのです。
 
ここで考えるのは、必ずしも多くのスパイスが美味しいカレーには必要ないという事です。
 
その昔、神戸のカレー屋でも同じ事を言われた事がありました。スパイスの数は、多ければいいのではない。むしろ少ない事が個性を際立たせるのだと。
 
20~30年前は、今と比べ、スパイスも今程豊富には手に入らなかったのだと思います。
だからある物で工夫をするという考えが必然的に生まれた。
これがシンプルで美味しいカレーに繋がったのだと考えます。
 
よく色々な処方を組む時、ついつい好きなだけ様々な物質を配合します。
むしろ色々入っている事がありがたい事だと感じる節もあります。
市販品の化粧品なんかすごい数の原料が配合されていますよね。
本当のところ、あそこまで必要なのでしょうか?
(他社に真似されないよう複雑にする意味もあるのでしょうが)
 
配合物の効果を理解し、シンプルにまとめ上げる事が結果を生み出す1つの方法なのだと考えます。
 
そんな事をカレーを食べながら考えました。
 
因みに好きな喫茶カレーは
・吉祥寺くぐつ草
・姫路ジアンジアン
・新宿中村屋
です。

いいなと思ったら応援しよう!