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Reflection Journal 2019年6月20日 朝

ふと気づいたことは、今日は最初に働いた会社の創業記念日だ。平日が休みになるので、職場でゴルフに出かけたりしている。まだ、その会社にいたらゴルフにでも行っていたのかと思うと、正直ぞっとする。型にはまった生活・思考しかできないのは本当に不自由だし、会社を辞めたら生きていないと思っている人が多数だろう。そんな世界から解放されたのは、本当に過去の自分に感謝である。過去の自分に1つだけ文句を言うとしたら、ちゃんと英語の勉強をしてこなかったことぐらいかな。


1.人間関係の整理
人間関係の整理と書くと少々大袈裟であるが、もう最近は飲み会や交流会みたいなものにほとんど参加していない。本当に絆で結ばれた人間関係は、緩いながらもずっと継続するし、必要なときにはぎゅっと近くなる。エネルギー交換もできるので、ワクワクや新しいアイデアもでる。そのつながりだけで十分なことが分かった。
これからもっと自己変容を進めるので、付き合いが深まる人・少し縁が遠くなる人がでてくるだろうが、そうなるだろう。

ふと、湧き出てきたのがメールのやり取りである。加藤さんのメールはシンプルである。余計な情報がない。人によっては、不義理な感じがあるかもしれないが、余計なことには関わらない決意みたいなことを感じる。ついつい、少し余計なことを入れて、関係を保とうとする自分を反省している。それで、社内のメールも至ってシンプルにしている。自分の方針は伝えるが、1つ1つに対応するのはちょっと軽めにしている。メールも結構な時間を取られるので。


2.少しずつ理想の生活に
①朝食を食べなくなったら、朝にゆとりができた。娘も勉強をしているで、一緒に勉強を見る。
②昼食を食べなくなったら(食べるときには遅い時間に食べている)、時間を計算してなくすむ。
③夜にアルコールを飲まなくなったから、夜の時間に読書ができる。
読書したり、英語の勉強をしたり、そんな時間を増やしていきたい。

自分の中で、資料作成がまだ対応に悩み中である。
①まずは、好き。
②資料として残るので、再利用ができる。
ⅰ)自分の将来の時間の削減
ⅱ)自分以外の人の時間の削減
③頭の整理ができる。
④そもそも、資料でお客様は安心する。
などのメリットがあり、手放せないが、この時間も本質的には無駄かもしれない。
無駄ではないやり方も模索していこう。


3.45歳ピークアウト回避の研修の企画(コラム用)
最近、人事制度を設計していると、65歳まで定年延長するのは良いが、シニアにどのようにして働いてもらえれば良いのかという相談を受けます。頑固になったり、孤立化する傾向が増えるシニアの活用について相談です。

人事部門の視点で捉えると、人材の採用が難しい時代になってきています。一方で、65歳定年延長を検討する会社も増えてきています。雇用を、育成期間・貢献期間・福祉雇用期間とすると、45歳以降の20年間は会社にとって約1億円の人件費負担になります。

最近まで、多様な働き方(短時間労働など)を用意したり、セカンドキャリア研修の提案などをしてきました。しかし、私自身はしっくり来ていませんでした(本当に手の打ちようがないと思っていました)。

それが、自我発達理論を学んで、理論的に解消する方法が見えてきました。

まずは、それぞれの自我発達段階の概要は、
段階3.0:(欲求)安心・安全の確保 (不安)所属する組織からの拒絶
段階3.5:(欲求)自己価値の発揮  (不安)専門性の喪失の恐れ
段階4.0:(欲求)ゴールの達成   (不安)成果を出せない不安
です。

人事的な側面で表現すると
段階3.0: 主体性はないが、良きチームメンバー
段階3.5: 後輩育成・協力はできないが、価値を発揮する専門家
段階4.0: コントロール型になるが、部下を率いるマネジャー
というイメージです。

では、なぜ周囲から見ると45歳前後で貢献がピークアウトするように見えるのかについて解説します。

脳の集中力のピークは43歳を境に落ちるという統計結果があり、45歳前後で新しい知識を吸収することは難しくなります。ある人事担当者曰く、「技術者が、あ~面倒!と感じた瞬間に、技術者としての寿命は終わり」という表現をしていました。この「あ~面倒!」はどこかの瞬間で起きると思います。僕もその状態に見舞われました。

この時に発達段階によって、異なる行動を表出すると考えています。
段階3.0: 良きチームメンバーとして(面倒であるが)指示通りに貢献を続ける
段階3.5: 専門性発揮の喪失から、自己効力感が落ちるので、迷惑行動が増える
段階4.0: 自分でやるのが面倒なので、部下に任せだしたり、育成を進める

ということで、発達段階3.5の人のピークアウトが周囲から見て顕著に見えます。自己効力感を失う=自己否定が始まるので、逃避や他責化という行動が表出されます。

これを回避するために、ワークショップを開発しております。
発達段階を4.0に近づけるためには、周囲と連携したり、後進を育成したりするという機会が大切です。その過程を通して、自分だけで考えていた段取りがうまくいかない、相手の言うことを聞かないなどの矛盾を吸収することが大切になります。

では、どうしたら、周囲と連携したり、後進を育成できるかと考えると、初めのきっかけは「自分だけではどうにもらない感」であり、「助けて欲しいといける覚悟」だと思います。我々は、これを「助けてもらうスキル」と命名しました。

この「助けて欲しいスキル」を獲得するために、
①本当の悩みを打ち明ける体験(仲間づくり)
②自分の能力向上の限界に気づく体験
③新しい活躍の軸を見つける体験
を通して、新しい人生を歩むことをサポートします。

気持ちの切り替えができるかかがカギになるので、事前に変容可能性(本人の変容したい度合い)を確認してから研修に参加してもらいます。変容の経験者が、次の変容をサポートしていくというような仕組みができたら良いと思っています。

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