Reflection Journal 2019年5月6日 朝
今日でGWは終了する。今日は比較的ゆっくり過ごせそうなので、本を読んだり、文章を書いたりしたい。そろそろ仕事のことも考えないといけない。10連休になると、さすがに仕事のことを考えるのは億劫になる。
1.夢日記
10年以上前にコンサルティングした会社が舞台であった。内部で派閥争いをしており、知り合いの人事担当者が会社を去った。僕は、相手の派閥の不正を暴くべく、インタビューなどの調査を進めていた。
そんな時に、税務署の調査が入り、税務官が4名ほど来社して調査していた。相手の派閥のメンバーは、売上原価を捜査して、利益を出そうと躍起になっていた。最後の税務官からの報告のときに、そのロジックを逆手に取られ、逆に3億円の利益がでることになり、1.5億円の追加徴収が言い渡された。
我々4名組は、参った・仕方がないという目配せをしながら、その場を去った。
場面は変わり、ロッカーの奥にあるトイレを探して、夢は終わった。
【夢をひも解く】
この会社は事実として派閥があり、最終的には社長交代まで話が進んだ。夢の中で「正義」というキーワードが根底にあるような気がした。自分の根底にある正義感・改革への欲求と、裏腹にある悪へのいら立ちがそのまま表現されたものだった。
2.井筒俊彦著 「意識の形而上学」を読んで
アラヤ識という言葉が出てきて、WEBで検索していると下記のような記事に出くわした。
現実が1つなのだが、阿頼耶識を通して映った世界が異なるのか?
そもそも、一人ひとり違った世界に生きている集合体が現実なのか?
どちらなのだろうか?
どちらにしても、意識により現実が作り上げられるとすると、現実は操作が自由にできることになる。人は、自由であり、創造の主である。
【昨日、仏教ウェブ入門講座で気になった記事の抜粋】
阿頼耶識(あらやしき)とは?
私たちは普通、共通の宇宙に生まれて、共通の時間を生きていると思っています。
ところがそうではありません。
実はそれと全く反対に、一人一人の世界に生きていると仏教では教えられています。
それは、一人一人の過去の行いが異なり、
その過去の業を蓄えている一人一人の阿頼耶識が生みだした
自分の世界に生きているからです。
3.加藤さんとのセッションの総括
2月4日にスタートした加藤さんとのセッションは、5月10日に6回を終了する。約3カ月にわたるセッションを総括したいと思う。ちょうど、仕事が忙しくなかった(忙しくなくなった)ということも重なり、かなり濃い時間を過ごすことができた。エネルギー的にも、変容の時期だったので、自分なりに満足のいく変容ができたと思う。
①全体を通して、「揺れ」→「安定」→「軸探し」という流れであった。新しい変容がスタートした気もする。
②新たな「安定」を手に入れることにより、日常生活が一変した。新しい生活のルールを徐々に理解・習得し始めた。全て自分の内面で解決がつくというか、エゴは時間・空間の概念から支配されるというか。我々が3次元に住んでいることと、エゴとの関連性を感じた。
③この安定期へ入るためには、まだ少し課題が残っている。まだ、過去のしがらみや、大人数の場に出向くとき、急ぐときに、エゴが顔を出す。それをクリアできると完全なる安定期、そこには何もない、平穏、安心できる世界に突入できると思われる。
④一方で、新しい変容のカギも見つかった。軸という表現をしているが、どのシステムに乗るかという判断に近いと思う。今の時代を進み過ぎても、やりたいことが実現できないし、今のシステムに乗るとエゴに巻きまれる。そのあたりの勘所を見つけに行く旅という感じがする。4方向・5方向から見たときに、一番居心地が良い場所というか、自分を表現しやすい場所というか、使命を全うできる場所というか、そのような場所を探す感じである。ただ、動いて探せるものではなく、内面探求だけが今回の旅を進める手段である。
⑤成人発達理論を学び、理解を深めることで、それをビジネスの場面に使うことを目的にしてきた。しかし、理解を深めて、進化することで、多次元的な見方ができるようになるものの、違った世界に引き込まれる。言葉では表現しにくいが、危険な香りがする領域である。一生探求が終わらないというか、探求すればするほど、その底の深さを知るというか。で、自分はどうしたいのだろうという迷いが生じてくる。
⑥全体の振り返り
プログラムを通して、実現したいこと(最初のセッションでのゴール設定)
①自身の思考の枠組みやあり方を内省し、更なる自己変容を促進すること。
スザンヌ・クック=グロイターの論文を読んでからのセッションだったので、理解と変容がスムーズに進んだと思う。加藤さんの誘導も最適だったと思う。自分の反応に発達段階のラベリングをするのがとても面白い体験だった。エゴの統合に役立つワークだった。
自己変容は進んだともうが、因果関係まで明確に整理できなかった。変容は、ある日突然訪れる感じだった。それも、稲妻が落ちるという劇的なものではなく、ある日気づいたら変容していたという感じである。
>②その過程を見つめ、咀嚼することにより、自己変容とは何かの言語化を進めること。
自己変容とは何かを言語化すると、やはり自分の認識の変化と、(言葉が出たのでそのまま書くと)その限界性に気づけることかと思う。自分の認識に絶え間ない、疑いを持つというか、その変化に気づくというか。そうは言いながら、今でも自分以外の何かに自分が乗っ取られる感覚は残る。
>③自身のコーチング力を高め、特にワークショップで活用できるスキルを高めること(セルフコーチングでも役立てる)
一番大切な内省手段は、書くことだと認識できた。このリフレクションとそれを公開するのは継続していこうと思う。コンサルティング業界に入り、仕事でだけ15年間書き続けてきたのは、良かったと思う。今後は、自分の内面探求のために書くことを進めていきたい。