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島のお書き初め会2025 奏でる

友人宅での恒例行事になっている、佐渡島でのお書き初め会。

去年のはこちら↓

Mくんのご神事で、
きゅっ!と整えられた場で書けること。
すぐ隣の部屋で人が集まってワイワイやってても
四方の竹の内側は深いところに繋がれる静けさがあった。

ほどよく古く、
住み手の手入れが行き届いた美しいお家で書けること。

大好きなひとしかおらんこと。

自分を生きてる人か使命を生きてる人ばかりなので、なんというか邪気がない。
みんなセンス爆発。
他の人の書き初めの自由さと美しさにジェラスしてるのは私くらいなもんだろう。
(去年の記事よんだらおんなじこと書いてあった笑)

このままCDのジャケットになるね

主催も参加者も食いしん坊なので
美味しいひとしなが集まってくるのも最高。
メニューのネタバレを元に、
それに合うかぼちゃとキノコのグラタンを仕込んで待つ。

青菜はオータムポエムという

みんながどんどん書き上げていくなかで
なかなか言葉が決まらず、
つぎつぎに浮かぶ候補たちを吟味。

みんなのお書き初めは
不思議と他者の抱負な気がしない。
私も同じ気持ちがある。


今ここに集中していたい
見つかりたい
欲に負けたい
己でありたい
ただそこにありたい
やってきたい、実ってほしい
睡眠を大事にしたい

あ〜どうしよう!?
みんなのお書き初めの間に挟まれた
主催の美紗ちゃんの「全て叶ふ」が目にとまる。

みんなの願いが全部叶うなら?
みんなにとっても
私にとっても。

その瞬間を愛でていたい
…めでる?味わいつくす?

神さまと遊んでいたい
…神と遊ぶ?

安心して全身で飛び込みたい
…飛び込む?Dive in ? 委ねる?

いやいや、それは去年からやってきたぞ
「自分主体で」できることはやり尽くした、
てんこ盛りになった「器」

今年は「自分が!」っていう肩にチカラ入ってるのではない感じにしたいんだ。

たいちゃんが
見つける、じゃなくて、見つかる
にしたように。
自然とそうなる、信頼的な。

またこたつに戻って、お酒でも飲んで降ってくるのを待つことに。

そうして、
奏でる
になった。
(本日の熱燗の名前からいただいた笑)

私は楽器のようでありたい。

空洞であることで機能を果たす、
私のなかをいろいろが流れていくことで
何か美しいものが生まれたらよい。

私が奏でるんじゃない、
奏でる主体は神さま。

楽器である私は自分を感じているだけ
空っぽにしておくだけ。
でも、しっかりその時そこに在ることは必要で。

奏でられるコンディション
どんな音を奏でているかに自覚的でいよう。

書きながら、また私は自分の中の正しさや
小綺麗にまとめることに囚われてるなぁと思ったけど、しょーがないので筆の心地よさを味わうことにした。


この晩なにより嬉しかったのは
大好きな人だろうと大人数といるのが苦手な私が
まだテーブルトークしたいよ!
もうすこし遊ぼうよ!って
人と居たいって思えたこと。
(大雪なんだから早く帰らせてあげろ。笑)

安心・安全な場をたちあげている
美紗ちゃん、来た人みんなのおかげ。


この日佐渡では大雪警報が出ていた

大雪でも無事帰っていったみんなすごいや。
帰らなくていいって最高、
美紗ちゃんありがとう。

追記:
不思議なことに、この日録った「ミウラジオ」は忽然と消えた。
そして私が撮ったはずの焼き立てグラタンも
綺麗に盛り付けたごはん写真もない。

神さまが今ここに在れるように、
消したのだろうか?

さっそく全て叶ってて笑える。

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