勇気を出して、作りたい本の目次を書く。「きのこを杖に 帽子をかごに。フランス ル・ピュイの道」
本を出したいと言っていた2024年。
書きたいテーマはたくさんあった。
描き貯めたイラスト、おいしいもの、地方で出会った人、旅。あとは天才的な発信をしているのになぜか本を出していない藤川美穂さんの哲学と言葉をまとめた本も欲しい。
とはいえ。
どれも私じゃなくてもいいかも~という余地があった。
フランスのルピュイの道に歩き旅に行って、これは私だけの旅だ、と思った。ここで起きたことは、考えたことは、出会った人は、本に残して伝えたい。そう思った。
近所に住む編集者でありライターのA子さんに相談。
A子さんは言った。
本を出したければ、目次が命。
目次を書いたらあとは文章かけるから。
目次書いて、何度も考えて直して、練り直して磨き上げる。
こんなに分かりやすくすぐできるアドバイスがあるだろうか。
やることが分かっても動けないことってあるけど、私もその例にもれず、しばらくこの金言を寝かしてしまった。
書くことで、形や言葉が与えられることで、キラキラしたものが陳腐になったら悲しい。
いや、書くことで大したことない自分を知るのが怖い。
私は私のことを超絶おもしろくてぶっ飛んでると思っているけど、実際はそうでないとか、そういうふうに表現しきれないことを恐れていた。
目次を書き始められたのは、たしか月の前半。佐渡の友人宅のこたつの中で、ふと「いまなら書ける」と感じて、付箋にばばばっと書いた。
これを私のおもしろさをよく知っている3人に見せて、アドバイスをもらおうと思っていたのに、チャンスはたくさんあったのに、そっと日記に挟んでだれにも見せなかった。
これも、目次をみせて「つまんなそう」と思われたら怖いってこころがあったのだと思う。そしていい目次が出来上がってしまったら、本書き始めなきゃいけないし。(書きたいのか書きたくないのかどっちなんだい!)
ここ数日、よくnoteを書いていた。
どれも、書きたいことを書いてはいるのだけど、私は知っている。
これは、第二領域(重要だけど緊急ではないこと)を後回しにしているトピックだと。
これを書いちゃいけないわけでないけど、先に第二からやらないと、重要でないことに満足して、第二には手を付けず1日が終わってしまうのだ。
なので、書きたいトピックはあるけど、それは後にまわして、先に本の目次を書くことにする。これは結局、まだ誰にも見せてない。ブラッシュアップはこれから。
本のタイトルは、決まっている。
きのこを杖に 帽子をかごに。フランス ル・ピュイの道
(フランス~部分は読む人への思いやりで入れてみた。)
目次。
打ち込んでみて、やっぱり私はへんなひとだ。と少し安心した。
よし、「可能性のなかに生きる」ことをやめて、実際にやってみれたぞ。
あとは本が大好きな友達にこのnoteのリンクを送ってみよう。
そして、午前中に書くという「未来の現実」も生きることができた。素晴らしいぞ、わたし。