ゆりか

コンテンポラリーダンスで創る楽しさと自分の体で表現できる喜びを知りました。ダンスが言葉に置き変わった今、やはり脳内のつぶやきを書き表すことに無限の喜びを感じます。書く人、踊る人、創る人。

ゆりか

コンテンポラリーダンスで創る楽しさと自分の体で表現できる喜びを知りました。ダンスが言葉に置き変わった今、やはり脳内のつぶやきを書き表すことに無限の喜びを感じます。書く人、踊る人、創る人。

最近の記事

2024.8.25 佐倉市市制施行70周年記念 能登半島地震チャリティー能 舞囃子「高砂」、能「葵上」 ~初めて能を見に行ってみた~

「何も知識がなくて行ってもわからないよ」という知り合いの助言により、高砂と葵上のストーリーをユーチューブで調べ、ざっと内容を頭に入れ、いざ能鑑賞へ。 内容を頭に入れたとは言え、にわか仕込みではセリフや地謡の言葉の意味が分かる訳もなく、動作も想像通り派手な動きはほとんどなく、ストーリー展開もほぼ分からなかったのだが、それでも飽きることなく、全てが新鮮で興味深かった。 まず能の動きが面白い。 「上へ上へ」体を引き上げて、跳躍や足を上にあげることに価値観を見出すバレエなどとは異な

    • 2024.8.11 相葉裕樹が贈る「黄金風景」 朗読&トークショー at船橋市民文化ホール

      広い舞台の真ん中にポツンと置かれた椅子。 颯爽と出てきた相葉は椅子に座り、おもむろに太宰の小説を読み始める。 侍戦隊シンケンジャーのシンケンブルー役でおなじみ、俳優や声優として活躍する相葉裕樹が太宰治の小説「黄金風景」の朗読を始めた。 【黄金風景あらすじ】 「私」は子どもの頃、いつものろくさい女中のお慶をいじめていた。 ある時などお慶を蹴り、「一生覚えております」とうめくように言われたこともある。 時を経て成人した「私」は、家を追われ生活に困窮し、なんとか人の情けで小さい家

      • 2024、5、18 くまのプーさんミュージカル「子どものミュージカルでもあなどることなかれ」

        (今回はかわいい題材で書いてます。) 次男が「行きたい!」というので、チケットを取ったくまのプーさんミュージカル。 幼児や乳児対象の幼いミュージカルだろう、という予想とは一転、クオリティーの高さに驚いた。 プーさんは130cmぐらいの大きさのぬいぐるみで、後ろに人がぴったりくっついて、ずっと背中を丸めたまま、身振り手振りを操作する。 足もプーさんの足とくっついていて、人間が動くとプーさんの足も動くようになっているので、まるで本当に歩いているよう。 最初、セリフのあまりのうま

        • 2024.6.1 REIKO 1st FanMeeting―So Good with you― 「グルーヴとはなんぞや」

          REIKOはBMSGからデビューしたフィリピン人と日本人のハーフの男性シンガー。 声の質、発声の仕方など、生まれ持った素質に恵まれていて、耳心地のいい独特のグルーヴが最大の特質だ。 REIKOのグルーヴが生きるのは何といってもバラード。 音の波を泳ぐように、音のうねりを踊るように、音そのものになるREIKOの歌声。 それはどこか懐かしく、思い出を温かく包み込んでくれるような歌声だ。 ところで「グルーヴのある歌」「グルーヴのあるダンス」とはよく聞くが、「グルーヴのある文章」も

        • 2024.8.25 佐倉市市制施行70周年記念 能登半島地震チャリティー能 舞囃子「高砂」、能「葵上」 ~初めて能を見に行ってみた~

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          2024.06.16 第16回シアターX(カイ)国際舞台芸術祭2024踊る妖精『ものみな歌で終わる』

          創作舞踊を長年踊り続けてきた女性ダンサー6人のソロダンスが6つ並ぶ『ものみな歌で終わる』。 それぞれが約20分間、舞台を自由に使い、自分のダンスを表出させる。 全員70歳以上のメンバーなので、ン十年間踊りに携わってきたそれぞれの歴史が濃厚に表れ、全く違う6つの作品が並んだ。 一番鮮明なメッセージが伝わってきたのは南貞鎬(ナムジョンホ)の『2024年6月東京』。 骨組みだけの傘にキラキラ光る大きいスパンコールをいくつも付けて、観客席の後ろの扉から「Don’t Worry Be

          2024.06.16 第16回シアターX(カイ)国際舞台芸術祭2024踊る妖精『ものみな歌で終わる』

          2024.03.23 角野隼斗ピアノリサイタル in森のホール21~百万通りの色彩があふれる音色~

          角野隼斗のピアノリサイタル全国ツアー「KEYS」の千秋楽は、出身地である千葉県森のホール21で行われた。 バッハの「イタリア協奏曲ヘ長調」から始まり、心地よい音のシャワーが続く前半。 後半は一転して、グランドピアノ、アップライトピアノ、チェレスタ、グランドピアノの上のトイピアノと鍵盤ハーモニカがコの字型にぐるりと角野隼斗を取り囲む。 ボレロが始まると、ベースとなるリズムを機械のように正確に刻みながら、目まぐるしく楽器を変えて弾いていく。 普通なら何種類もの楽器で奏でるオーケス

          2024.03.23 角野隼斗ピアノリサイタル in森のホール21~百万通りの色彩があふれる音色~