パパ、化粧を作る。
ママからいい化粧品を教えてほしいと。
調べてみたら。
パパもしたくなった。
ファンデーションの基礎知識
「染料」と「顔料」
色材は大きく分けて「染料」と「顔料」に分けられます。
「染料」は水や油に溶け込む性質を持ち、染めることの出来る物です。へアダイ、ヘアマニキュアといったヘアカラーリング剤などに主に使用されています。
「顔料」は水や油などに溶けない色素で、普通は粉砕し、微粒子の粉末原料にして配合されます。汗や皮脂にもにじみにくく、肌を染めてしまうことはありません。ファンデーション、フェースパウダーなどに使用されます。
「無機顔料」と「有機顔料」
「顔料」には、大きく分けて「無機顔料」と「有機顔料」があります。
「無機顔料」は、天然の鉱石や金属の化学反応によって得られる酸化物などからつくられる顔料
「有機顔料」は石油などから合成した顔料
「有機顔料」の方が色鮮やかですが、退色しやすい傾向があります。
ファンデーションに使われる顔料の中で中心的役割を果たすのは「無機顔料」です。
有色顔料・白色顔料・体質顔料・パール剤
「無機顔料」には、有色顔料、白色顔料、体質顔料、パール剤があります。
有色顔料は色調を調整するものです。酸化鉄(赤、黄、黒)、酸化クロム(暗緑)、水酸化クロム(青緑)などがあります。
白色顔料は、色を調整するものですが、シミやソバカスを隠すことにも使われます。白色顔料として用いられる酸化チタンは光を散乱させるので白く見え、シミやソバカスが見えにくくなります。酸化亜鉛も白色顔料として使われます。これらは紫外線散乱剤(日焼け止め)としても使われます。
体質顔料は、着色というより、製品の肌への付着性、伸び、光沢などを調節する目的があります。滑石(タルク)、雲母(マイカ)などが使われます。
パール剤は、その名の通り、金属性の光沢あるいは真珠様光沢、いわゆる「パール感」を演出する顔料です。雲母チタン(微細な薄片にした雲母(マイカ)の表面を酸化チタンでうすくコーティングしたもの)が主に使われます。コーティングした酸化チタンの厚さによる屈折率の違いで、紫、青、緑、黄、赤などに調整できます。アイシャドウなどに使われます。化粧品における全成分表示では「雲母チタン」ではなく「酸化チタン、マイカ」と記載されます。
化粧品に使用される主な顔料一覧
化粧の方法
自分の顔をキャンバスに、美しくデザインする”アート”
化粧下地(保湿、日焼け止め)
ファンデーション(顔料)
アイブロウ、アイシャドウ、アイライナー(顔料)
マスカラ(顔料)
口紅(顔料)
ベビーパウダー(顔料、てかり抑え)
なふほど、保湿クリームや日焼け止めで下地をつくり(キャンバス)、その上に顔料で化粧(絵画)をするのか。
自分の顔をキャンバスに、美しくデザインする”アート”ですね。
化粧(ファンデーション)を作る
よし、理屈はわかった。
なら、自分で作ってみよう。
調べてみると、顔料などの材料をネットで直接買えるようだ。
自然化粧品研究所というところで購入することに。
①シルクパウダー シルク100% フェイスパウダ
これを①ベースパウダー(白)にして、③シリカ(光沢)や酸化チタン、酸化鉄(茶色など)を混ぜて、安全でナチュラルなきれいな肌色をつくってみよう。
②マイカ オリエンタル ベージュ
【製品名】 マイカ オリエンタル ベージュ(着色顔料)
【成分】 マイカ 酸化チタン 酸化鉄
③マイカ チャーミングピンク
【製品名】 マイカ チャーミングピンク(着色顔料)
【成分】 マイカ 酸化チタン 赤226
血色がよくなるように、ピンク色もお好みで追加。
さてどんな化粧品になるのか…?
届いてからのお楽しみ。
化粧品が完成したら、また書きたいと思います。
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