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【ご来館の皆さまの声②】いせひでこ絵本原画展「生きる」を見つめる

展示の絵本作家へのメッセージを自由に寄せていただく、アンケートBOXを館内に設置しております。お寄せいただいたメッセージの一部を紹介します。(※掲載の許可をいただいております)

「柳田邦男先生の講演会がこちらで開催されるとお聞きしてから、コロナのこともありとても迷いました。でも、今日、先生ご本人に会えて、直接お話を聞けたこと、本当に心の支えとなり、力がわいてきました。90才になった実父の介護で悩んでいますが、『だいじょうぶだよゾウさん』の絵本が、これから私にそっとより添ってくれそうです。(~中略)すべての皆様に感謝申し上げます」(まりまりさま)

「昔訪れた森のおうちに20数年振りに来ました。結婚、子育て、介護の仕事に携わり、来年の2月には初孫が誕生します。生と死に向き合うようになり、今後の事を深く温かく過ごせるような気持になりました。愛情をどういう風に表現していくか、人への接し方も考えていかないとなぁ~と、今後の私の心の中の気持が変わっていくような気がしています。」(メープルさま)

以前、絵本専門誌の講座を受講させていただきました。そのお話を思い出しながら原画を拝見させていただきました。『たぬき』を順にみていくと、本当に幻燈を見ているような気持になりました。またお話を聞かせていただく機会を楽しみにしております」(糸井文彦さま)

「説明、解説のおかげで、絵のよさがひきたちました。たぬきの表紙の絵が、伏線のようで感動しました。」(Kajitexさま)

それぞれの思いで見つめる、いせひでこ展。ご来館のみなさまの眼差しの後に、展示室を巡り、絵本を開くと、あらたな見つめるが生まれているような気がしております。ご感想をありがとうございました。


いせひでこ絵本原画展~「生きる」をみつめる
2022年7月8日(金)~10月4日(火)
【展示作品】
『たぬき』 いせひでこ/作・絵 (平凡社)
『愛蔵版 グレイがまってるから』(平凡社) ※2022年6月刊行
『あの路』山本けんぞう/文 いせひでこ/絵 (平凡社)
以上、各全点
・タブロー「ポプラ、聞く樹よ
・習作「もみの木」
・各作品スケッチ、エスキースなど

最後までお読みいただきありがとうございます。 当館“絵本美術館 森のおうち”は、「児童文化の世界を通じて多くの人々と心豊かに集いあい、交流しあい、未来に私たちの夢をつないでゆきたい」という願いで開館をしております。 これからも、どうぞよろしくおねがいいたします。