サイドスタンドセーフティのキャンセル
フュージョンにはサイドスタンドセーフティが付いています。
正式にそう言うかは知りませんが、サイドスタンドを出すとエンジンが停止する安全装置です。サイドスタンドを出しっぱなしで走ると危ないよ、という親切でしょう。
ネットではこれをキャンセルするオーナーさんが大勢いて、僕はまあどっちでもいいやみたいな感じでした。しかし最近気づいてしまったのです。
冷え込むようになって暖機運転をする時に、いちいちセンタースタンドをかけなければならないのです。
センタースタンドなんて普段は整備の時以外に使用することはなくて、暖気する度にセンターをかけるなんて面倒臭すぎではないですか。ということで、サイドスタンドセーフティをキャンセルすることにしました。
シートを外します。
次に、ボルトが2つあるのでこれを外します。
すると、下にグリーンのカプラーと、すぐ隣に黒いカバーのギボシが見えます。ギボシの配線色は(緑/白)で、カプラーには(緑)と(黄色/黒)の2つの配線があります。
このうち、カプラー(緑)のオス端子と、ギボシ(緑/白)のメス端子を繋げればセーフティが常にオフ状態(サイドスタンドが上がった状態と同じ)になるようです。
この2つの配線をカットして、剥いて繋げるという手法をよく見かけるのですが、個人的にノーマル配線を切るのはしのびないので、カプラーから(緑)の線を抜き取り、ギボシの(緑/白)メスに差し込んで固定する手段でいくことにしました。こうすれば、いつでも復旧可能です。
最初はギボシを作ろうと考えていたけど、配線の長さに全く余裕がありませんでした。
上の写真がカプラーから(緑)のオス側を抜いた状態。精密ドライバーのマイナスがあれば簡単に抜けます。
カプラーから抜いたその(緑)オス側を、(緑/白)ギボシのメス側に差した状態。形状は違いますが意外としっかり固定できました。念のために絶縁テープで固定します。ギボシのオス側は放置なのでこれも一応絶縁テープで保護しておきます。
また、カプラーに残った(黄色/黒)配線はサイドスタンドを出した時にメーターの警告灯が付く配線なので、カプラーを元通りに差します。
最後に振動などで抜けないように他のコードにタイラップでしっかり固定。
終了です。
これで冬場の暖気運転も安心です。
いつものコンビニ。空の雲は最後の秋を伝えています。