島日記 小春日和と満月
しばらく小春の天気が続いている。
部屋のなかに陽気な日差しが満ちて、久々に家でくつろいだ。
掃除のついでにこたつの用意もした。
珍しく灯油も準備万端なので、寒さはしばらくやってこないかもしれない。
買ってきたシイタケも天日に干すと、香りやうまみが増すような気がする。
お日様ありがとう。
キノコ類は年中出まわっているが、野生のキノコは秋が旬だろう。
山菜取りは好きだったが、キノコ類は危険なので採集したことがない。
島では秋に採れる野生のものはあまりないので残念だ。
また兼好さんの話になるが、徒然草155段に「小春の天気」の言葉がでてくる。
「十月は小春の天気、草も青くなり、梅も蕾みむ。木の葉の落つるも〜」
桜の蕾もふくらんでいた。
この段の前半は、何事もタイミングが、退き際が大事であると説いている。
生老病死は、四季の移ろいのように順序よくやって来ない、突然後ろから来たりすると後半では言う。
明日に延ばさず今日できることはやっておくことが大事だと言うのだろうか。
この歳になっても、まだのんびり構えているのだが。
現代は、兼好さんの時代とは違っているが、後ろからやってきてもうろたえないような心構えは必要である。
今回の母の葬儀は、普段考えないことを考えるよい機会だったと思う。
小春日和の今夜8日は満月で皆既月食。
赤銅色の満月が見られるだろうか。
昔から吉兆扱いはされてないようだが、一度隠れ、また現れるので、新しいことを始めるのにはよい日だろう。
写真がなくて寄せ集めになってしまった。
残念なことに、小雨が降ったようで、今宵は満月月食は見られなさそうだと思いきや、出てきた。
「note、くじけず続けられますように」と願おう。
「島日記 ただいま」が紹介されたと通知があった。
「西尾克洋/相撲ライターの相撲関係ないnote」さん、2度も紹介してくださってありがとうございます。
「noteのコンテストで〜」という記事です。
今日も読んでくださってありがとうございます。