友人の畑より
実家に帰っている仕事仲間の畑に行って来た。
あるじ不在の畑は思ったより元気で、じぶんたちだけで健気に成長していた。
私の庭はひと月で草に埋もれるだろうな。
うちの赤ジソを待っていたら、梅の天日干しの前には入れられなかったかもしれない。
大量にいただいてきた。
エゴマの葉はピリ辛醤油漬けがたくさんできそうだ。
若い頃から島に移住しているひとは、だいたい50代頃に、親の入院や介護で実家に戻ることが多い。
島に残るか、あるいは永住するか迷う時期がやってくる。
パートナーがいる人は覚悟を決めて来ているだろうが、ひとりでスローライフを愉しんでいる人は選択を迫られる。
この島に長く居れば、都会には住めない心身になってしまう。
一時帰郷しても、早く島に戻りたいと思うのだ。
多くの人がそうらしい。
何故だろう。
空気。
荒々しいが、すっぽりと包み込んでくれる自然。
自然の中の一つのものとして、存在できる喜び。
時間の流れがゆるやか。
それぞれの思いがあるだろう。
私の場合は、子どもたちも独り立ちし、両親も見てくれる兄弟がいたので、初めから問題はなかったが、介護で戻ったことはある。
皆自分のことだけを考えるわけにはいかなくなる。
畑の友も悩んでいるようだ。
収穫した野菜、おいしくいただこう。
畑で撮った。
帰りの道で。
今日、あらためて思ったことだが、人がいない。
道路を歩いている人が全く見あたらない。
工事や、草刈りの人も観光客もいなかった。
車は走っているが、なんだか変な感じがした。
暑さのせいかな。
早い梅雨明けで水不足が懸念されている。
なかなか思う通りにいかないものだ。
バランスが大切だ。
今日も読んでくださってありがとうございます。