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島日記 ひと足先の桜かな

「ヒカンザクラが咲き始めたよ」
の情報がちらちら入り、雨の合間に出かけてきた。
noteを始めてから重い腰も軽くなってきたようだ。

ヒカンザクラ(緋寒桜)は、カンヒザクラ(寒緋桜)とも、台湾桜とも呼ばれる原種の桜らしく、今頃に咲く。
ヒガンザクラ(彼岸桜)とは別の花。
沖縄に咲く桜前線一番乗りの花である。
町が植えたのか集落かわからないが比較的新しいサクラ並木ができていた。

サクラの名があるがソメイヨシノの桜とは別物だと、私は眺めながら思う。
花の色が濃い、釣り鐘状に下向き、花びらは散らないで顎のまま落ちる。
全体にぼてっとした感じで、花期が長く、清楚な美は感じられない。
しかし、冬に桜もいいものだ。

薄い色もある
下向きに
サクラの下にはクワズイモ
モンステラも下草
この先は桃源郷?

徒然草に「花の盛りは、冬至より百五十日とも、時正(春分、秋分の日から二日後)の後、七日とも言へど、立春より七十五日、大様違わず。」

とあるが、島のヒカンザクラは立春前に咲く。
沖縄ではもっと早いのだろう。
寒いので花見をしている人は見かけないが、カメラを持った人はちらほら。

花は季節を告げる。
「ああ、咲いているな」
緑色の景色の中に彩りのある花を折りおりに見ることは気分まで華やぐ。
寒さや風に耐えている姿は人間と同じ、精いっぱい咲いてくれと願う。

幸いの古語は「さきはひ」
咲くと、地面を這うのはひ、気配のはひからなり、花が長く咲いているのを幸いと思ったからではないかという。
花を見て嫌な気持ちになる人はいないだろう。

今日もダイコン料理を一品。
サイトで探したピザふうを作った。
栗原はるみさんのレシピだ。
卵とダイコン、チーズで簡単にできる、もっとダイコンを増やしてもよかった。
蜂蜜ダイコンと一緒に。


今朝はやはり5°C、外はもっと低いだろう。
今日もお付き合いくださってありがとうございます。

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