マスクでウイルス侵入は防げないけどマスクをした方がいい理由
このところテレビなどでも言われているからか、
マスクでウイルスの侵入は防げないという常識が広まっている。
私などは
「防げないなら、やる必要はないのでは・・・」と合理的に考えるが、
世間一般でこう主張すると、
”パンツを穿かないで外出する非常識人“のような目で見られる。
社会的立場はともかく、
ヒトとしての立ち位置を失いたくなければ、
素直にマスクをした方が利口と言えよう。
とはいえ、
マスクをするメリットも確かに存在する。
例えば、
休日に寝過ごしたとしよう。
コンビニに買い物に行くのに
わざわざ髭を剃るのも面倒。
そんな時は、マスクで隠す。
誰と会うわけでもないから、
自分的にOKとしている(笑)。
このようにマスクは、
自堕落な人間の免罪符的な役割も果たすが、
マスクの側からすれば、いい迷惑かもしれない。
『自分の存在意義は、そんなことじゃない!』と。
・・・確かに、反省すべきことだ。
そう、
本来のマスクの使い道は、
せきエチケット。
我が身に巣食うウイルスが
せきと共に外部に放出され、
他の人にうつらないようにするのが目的。
そして、それに加えて
つけていれば違う用途で役に立つことがある。
それは、
手についたウイルスを舐めずに済むということ。
積極的に手を舐める大人はいないと思うが、
人間は普通に生活している中で、
無意識のうちに手を口の周りにもっていくことが多い。
ただでさえ手は、
一番外部との接触機会が多い個所であるから、
ウイルスが付着しやすい。
そう、
ウイルスが付着した手で口の周りに触れることで、
口からの感染危機が飛躍的に増すわけ。
もしかしたら、
「自分は手を口に当てたりしない」と思ったかもしれませんね。
でも、
自分では気が付いてないだけで、
結構、手を舐めるような感じになっているものです。
自分の行動をビデオに撮ったり、
他人に見ていてもらうと分かりますよ。
自覚していないだけです。
だから、
手洗いうがいが予防の基本だと言われるんですね。
そして、マスクをすることで、口の周りを手で触ることを防ぐことができます。
ということで、
本日のまとめ。
マスクは外部からの侵入を防ぐことはできない。
でも、手が口に触れないように守ることはできる。
無意識で行ってしまう癖を
意志力で制御しようとしても、
まず不可能です。
素直に道具に頼った方が確実というものでしょう。
感染症予防の基本は、
うがいと手洗い。
これは最優先。
そして、無意識での経口感染を防ぐ目的なら
マスクも有効。
要は使い方次第というわけですね。
私もマスク嫌いを返上して
つけようと思います。
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