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一般人だけど俳優気分 | 街中でセールスに話しかけられた時の対処法

私はよく話しかけられる。
仕事でも街中でも。
陰キャのオーラを放っているはずなのに
なぜだ。

楽しい話なら大歓迎だ。
必要な話も。
道に迷っているなら
説明するし、
知らないおばあちゃんの
世間話は面白いから
喜んで耳を傾ける。

しかしこの数年、
困っているのは
不動産関係のセールスだ。
建売住宅が近くに建ったからと言って
見学させたり
こちらの住宅事情をきいてきたり。

興味ないし必要ないので
無視して歩こうとするが
あの類の人たちは
粘り強い。
上級のテクニックを持つ人だと
本題から話さず
する~っと
いつの間にか隣にいる。
恐怖すら感じる。

だいたい若いお兄さんだ。
どうやらノルマがあるらしい。
それなら私の個人情報と時間を
タダ売りすることなく
お兄さんが
今日の勤務を終えられるように
してやろうじゃないか。

それで私がやっているのが
 「どこかにいそうな誰か 」
を演じること。

幸い一緒にいる私の子どもたちは
片方はシャイで無口
片方はまだよちよち
なので私のやりたい放題だ。

まずアンケートで
名前をきかれる。
そうゆう時は
とっさに名前が作れるものだ。
ペンネームではあんなに
こんがらがったのに。笑

↓参考w

自分の名前も
子どもたちの名前も
どこかにいそうな
平均値的なものをつけてみる。
その直後から営業マンに
その名前で呼ばれる。
その時からスイッチが入る。
別人になるスイッチが。

ちなみに
うちのシャイボーイは
私に隠れて様子がわからないし
よちよちちゃんは
人見知りも相まって
相手をジーっと睨んでる。

そして別人になった私は、
「夫の転勤に伴って
もうすぐ引っ越しをする」

という家族像をよく使う。

そうすると、
どこに引っ越すのかきかれる。
東京、長崎、仙台、広島、
タイ、ドイツ、アメリカ、、、
これまで様々な
引っ越し未遂をしてきた。

どうやって住む所を決めるかも
よくきかれる。
会社の上司の方、
私の先輩、
現地にいる友人

という架空の人を登場させて
「それらの人の紹介で」
ということにしている。

住宅見学は
建物の外観をみたり
ドアをちょっと開けるだけでも
見学になるらしいので
それで済ませる。
「このあと約束があるので」
とこちらも圧をかけて。

これで無理やり押し売りされることはない。
むしろ対象外なタイパの悪い客だと
思ってもらえる。

何日か経って
やっとその営業マンたちが
いなくなったと思っても
またちょっと離れたところに
同じ会社のが建っていて
買い物や散歩などで出かける度に
また話しかけられる。
その道を避けようとして
遠回りをした先にもいたりする。
いっときはその会社に
クレームを入れようかと
ご近所さんで話したくらいだが、
現場にいる人はいる人で
何かを頑張っているんだろうから
それならこちらも
ちと楽しませてもらおうか
ということで始めた俳優もどき。

嘘をつくスキルが上がったんじゃないかと
思っている。
よく言えば演技力が磨かれているのではと。
エキストラで何か出られるかしら?

(笑)

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森ノ琴
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