【名古屋】アーティストNAMIKOさんと地上100mでお会いした日のこと
名古屋の東の方にいるとだいたい
見えるタワーがある。
東山スカイタワーだ。
地元ではえんぴつタワーと呼ぶ人も。
それは東山動植物園に隣接していて
丘の上のような立地だ。
先日（２０２５年３月１日）、
ここの5階展望室に
お土産屋さんが新たにできた。
SKYZOOという店名だ。
初日に足を運んだ。
張り切ってオープンの
10分前に到着。
すでに人が集まっていた。
開かれたお店の作りなので
まだ商品が触れないよう
ロープが敷かれていた。
あちこちでスーツの人たちが
名刺交換をしている。
どさくさに紛れて私も交換…
したかった。笑
開店時間が迫ると
黒いワンピースを着た
スラッとした方が
急に私の視界に入った。
派手な格好を
しているわけじゃないのに
すぐわかる。
アーティストのNAMIKOさんだ。
芸術家のオーラを初めて見た。
なんせ芸術家に初めて会ったもので。
https://x.com/petitpoissonami?t=kQFD37Db03b0hqACp9ZQ-Q&s=09
私は芸術に疎い。
NAMIKOさんを知ったのも
ここに行く日の数日前。
私のX上に情報が現れたのだ。
名古屋出身で
パリでも作品が評価されている方
とのこと。
カラフルで細かい作品たち。
よく見ると小さな魚たちで
被写体が構成されている。
おぉ！！これ好き！！
そう思ってお店へと向かったのだ。
まもなく開店の時間。
タワーの館長さんのご挨拶。
この館長さんも私は気に入っている。
お洒落で紅茶にお詳しくて、、、。
あらあら、また脱線。
また別の時にでも館長さんの魅力を
お伝えできればと思う。
とにかく、公務員的ではない
柔和な開店のご挨拶の後、
私たちの目の前にあったロープが
ほどかれた。
クリアファイル、ポストカード、
ステッカー、ブランケット、、、
もともとNAMIKOさんが描かれていた
作品たちと併せて、
東山でおなじみの人気動物たちが
NAMIKOさんの魔法にかかったように
並んでいて、
私の眼は宝石を見ているかのように。
コアラ、ゴリラ、レッサーパンダ、
オオカミ、コモドオオトカゲ、、、
みんな、きらきらしていた。
何を買えばいいかわからなくなったが、
年パスあるし、いつでも買い足せる
と急に冷静になって
今回はポストカードを2枚購入することに。
一緒に来てくれた息子と１枚ずつ選んだ。
会計を済ますと私の背後で
「サインの列はこちらです」
というスタッフさんの声。
え？サインがもらえるんですか！？
ポストカード２枚だけの購入者が
この列に並んでいいものかと思ったが
OKということがわかり恐縮しながら待つ。
周りのお客さんはおおむね
NAMIKOさんのファンだった。
以前からのグッズを身に着け
このお店であらゆる商品を購入していた。
複製画を購入されている方も何組も見た。
そして、
NAMIKOさんがサインを書いている間の
お声がけも素敵だった。
芸術に精通していると
こうゆうコミュニケーションができるんだと。
私も真似してみようと思ったが
なんせNAMIKOさんを知ったのが数日前。
コトバの引出しがない。
こうゆう人が一人くらいいても大丈夫だろう
と自分を落ち着かせながら進んでいった。
その先、衝撃映像をみる。
「何かお好きなものがあれば
ここにお描きします」
なんと、サインだけでなく、
購入者のリクエストに応えて
何か動物を描いているのだ。
えーーーーー！？どうしようどうしよう。
私より前に並んでいた方の
リクエストを盗み聞きすると
NAMIKOさんの作品でのお気に入り、
名古屋や東山動植物園ならではの
金シャチやコアラ、
NAMIKOさんが手がけたこのお店の
ロゴイラスト、
などだった。
普段のんびりしている私の脳の血流を速めて
リクエストを早急に考える。
NAMIKOさんは魚類がご専門だ。
それと東山を繋げるとしたら……
「メダカをお願いします」
私の番が来た。
隣接する東山動植物園には
世界のメダカ館という施設があり
様々な種類の魚がみられる。
困るかもしれないと思って
参考資料として
スマホで東山のメダカの写真をお見せした。
そしたら、
以前に似たようなフォルムのものを
描かれたことがあったようで
ご自身のスマホの中にある
作品集を見せてくださり
「こんな感じでいいですか」
と見本をご提示してくださった。
NAMIKOさんが描いてくださっている間、
見事に私はコミュ障を発症し
何のコトバも伝えられず
ただただ目の前の才能に釘付けになっている
だけだった。
何とか、前のファンの方を見習って
勇気を出して、
写真を一緒に撮ってもらうことに成功。
スタッフさんが逆光に気づいてくださり
あちこちで何枚もぱしゃり。感謝!!
こうして地上100mでの
幻想のような時間が綴じた。
NAMIKOさんは
子どもにも
オドオドしているただの動植物園の常連にも
優しく接してくださる
温かい方だった。
同じクラスだったら
きっと一番よく話す相手だったに
違いないと思うほど。
って全然話せなかった奴が
何を言っているんだ。
このサインとポストカードは
もはや私のお守りだ。
同じ地域出身で同世代の方に
偉大なるパワーを頂いた。
いつかまた、お会いできるよう
私も精進していきたい。
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