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「気質についての簡単なまとめ」
4月からの、気質や、子育てや、心とからだ関係の講座の告知をまとめましたので、ご興味のある方は「こちら」のサイトをご覧になってください。茅ヶ崎での対面講座と、Zoomでの講座があります。
あと、呼んでいただければどこへでも行きます。
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また「気質」の話を再開させて頂きます。
今日の内容は去年もアップしたものですが、分かりやすいと思うので再度アップさせて頂きます。
気質の特徴を簡単にまとめてみました。
<胆汁質>
目的を共有することでつながろうとする
目的達成に必要な方法も共有しようとします。
世界平和はどの気質の人でも望むでしょうが、胆汁質の人は「軍事力の強化」という方法で進もうとする傾向があるような気がします。
自然を資源として見る傾向があります
<多血質>
感情を共有することでつながろうとする
身近な目的は持ちますが、遠くを見据えたような目的は持ちません
世界平和でも「みんなが仲良くなれば戦争なんて起きないのよ」というような考え方をする傾向があるような気がします
人の影響を受けやすいです
人間が大好きです
自然を「心とからだを楽しませてくれるもの」として見る傾向があります
<粘液質>
感覚を共有することでつながろうとする
いっしょにご飯を食べて「おいしいね」と顔を見合わせる、一緒にお風呂に入って「気持ちがいいね」と顔を見合わせる。
そんな感じです。感覚を共有しているので言葉はあまり必要がありません。
勝ち負けにこだわらないので、なぜ人と人が戦うのかが分かりません。人と人が殺し合っているのを見ると悲しくなります。
平和主義者ではありますが、大きな声で「反戦」を訴えるようなこともしません。
自然との相性はいいです。自然を仲間として受け入れます。ですから、人がいなくても自然があれば寂しくありません。
<憂鬱質>
世界観、価値観、美意識を共有することでつながろうとする
これが共有出来ないといつも一緒に遊んでいても「友だちではない」といいます。逆に、これが共有出来るなら、会ったことがない相手でも仲間として受け入れます。
戦っている人を見ると恐怖を感じます。そして遠ざかろうとします。
大きな声の人、人の心を感じようとしない人、大騒ぎをしている人にも恐怖を感じます。
そのため、憂鬱質の子は、自分も子どもなのに「子どもらしい子ども」が苦手です。
大人と一緒にいる方が安心する子も多いです。
自然との関係は両極端です。自分と分離できないくらい自然とつながろうとする人もいれば、自然に恐怖を感じ近寄らない人もいます。
憂鬱質の人にとって自然は「資源」でも「遊び場」でもなく、それ自体が「生き物」なんです。だから、その「生き物」と良い関係を築けた人は自然に包まれようとし、良い関係を築けなかった人は襲われる危険を感じて避けようとするのです。
ちなみに日本人は、粘液質と憂鬱質が強い民族のような気がします。妖怪なんかも自然を生き物として見る感性の表れだと思います。
欧米における妖精は、「自然と人間の間の存在」のような気がします。
○粘液質の人にとって大切なのは今
○胆汁質の人にとって大切なのは未来
○憂鬱質の人にとって大切なのは過去
○多血質の人にとって大切なのはちょと未来と、ちょっと過去と、ちょっと今
こんな感じです。
もっとも、これは「各気質にはこのような傾向がある」ということであって、「必ずこのパターンに当てはまる」ということではありません。気質は混ざり合ったり、入れ子になったりしていますから。
ですから、ここにまとめたことをお読みになってなんとなく各気質のメージを持って頂ければそれでOKです。