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レタッチはしない主義?!
たまに、聞く。
この写真は、加工していません。
撮ったままです。
というフレーズ。
うん、分かる×2
言いたいことも、その気持ちも、めっちゃよく分かる。
だって、私もそう思っていたからね。
共感しかない。
自分の感動した光景を
ソフトでいじって、感動するように仕向けるなんて!!
なんか、ずるい。
写真教室に通い始めて
3年たった今、どう思うかと言えば、
撮ったままの写真は、未完である。
ということ。
それは、ジャガイモを生のまま食卓にあげて
「さあ、今日の夕飯ですよ。お食べなさい。」
と言っているのに、等しい。
「お母さん、ジャガイモは
カレーとか、肉じゃがにしてください…。」
と言いたくなるよね。
実は、撮ったままの写真は
”素材”に近い存在であることが多い。
特に、RAWで撮影しているなら、尚更だ。
撮った写真を、どう調理するか。
で、写真は、全く違う作品になる。
ここに、撮影者の意図をのせないのは
とても、もったいない。
撮影する技術とは別に
レタッチ(加工とは違うよ。)の技術もあるといい。
私は、フォトショップを使っているが
そこまで、やりたくないのであれば、
ライトルームでもいいし、
それも省きたいのであれば
撮る前の段階で、カメラの設定(ホワイバランスなど)を
自分好みにしておくと(JPEGで撮影)
写真の完成度が違ってくる。
写真は、絵と同じ。
感性を活かして、制作するものだ。
見たまま、事実を撮影することだけが、写真ではない。
もし、記録として撮影することが目的ならば
目の前の光景を、忠実に撮れるように
練習するばいいし
そうではなくて、”表現”として撮影するのなら
自分の感性を、写真にのせることを
恐れないで欲しい。
撮ったままの写真は
撮影者に色付けされるのを、
きっと待っている。
写真で何を伝えたいか。
私の写真の中に
レタッチしない写真は、ひとつもない。