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インフルエンザ中の心と身体の観察から:気持ちいっぱいいっぱいの時ってさ…

❖今度、自分の気持ちいっぱいいっぱいのサインに気づける機会があったら
私はどうする?
❖今度、気持ちいっぱいいっぱいのサインが家族に出ていたら、私は何をする?


インフルエンザにかかり、家族で一週間の巣ごもり生活をしていました。

40度近い熱が出ていた時は
「もう死ぬのかも…」
「体があついよ、辛いよ、、、」
と今にも消えそうな声で高学年組は涙と泣き言を漏らし、
こんな時くらいはと、辛いね、しんどいねと頭をヨシヨシ…看病していましたが、
3日もたてばケロッと元気になってしまうものです。


気持ちいっぱいいっぱいになると、難しいことあるよね。

一件日常に戻ったように見えるものの、
実は、まだ病み上がり。

久しぶりにきょうだいが顔を合わせた居間では
些細なことで揉めたり、売られた挑発にすぐに乗ったり、
我慢ができずにうわっと泣きだしたり。
かと思えばテレビの端に映り込んじゃったものを見つけて大爆笑。
(え?そんなにおもしろいの?)

▼普段は温厚な彼が「餅、食べる?」と聞いたら「のどに詰まる!」 と、きつい言葉で返ってきた。

普段だったら「今日はいらない」「今はのどが渇くから別のものが食べたい」と上手にコミュニケーションをとるお兄さんが、つっけんどんに拒否する言葉を投げつけてきました。

これが通常運転の日だったら、「何その言い方?」って揉めたり「夕食準備しているのにその態度?」ってイライラしていたと思う。

でも、今日は熱があるから、ね。

▼「にィにー!何で!」「おい、やめろよ!」些細なことで揉める声がとまならない。

きょうだいゲンカはだいたいみんなで集まる時間に起きる。
普段は趣味も興味も違うのに、ケンカが始まるときはなぜが同じ空間を共有している。

普段だったら疲れて帰ってきて、夕食の手伝いもせずにケンカしている!やめてよ!
ってイライラしていたと思う。

でも、今日は熱があるから、ね。

同じ場所にいるのも、熱で個々に寝ていたから、寂しかったんだよね。

今日は「体調が悪いことを知っている」。

居間での小競り合いも、
熱でうなされていた子どもたちがやっと回復に向かった中で起こしたできごとなんだ、
体調不良で気持ちが簡単にいっぱいいっぱいになる日なんだ、と知っていて
しかも「私も同じ高熱を出していて辛さをわかっている」追加オプション付き。
「そうなんだよ、体が疲れをずっと我慢している状態だから
 断ったり受け流したりっていう我慢が簡単にできない気持ちわかるよ」

この状況が続かないことも知っているから、何も意見しなくても、
そのままを受け入れればいい。ものすごく寛容にもなれる。

世間のイライラしている人に誰彼構わず寛容になれるわけではもちろんないけど(不機嫌は相手の気持ちにダメージを与える)、
気持ちいっぱいいっぱいな状況だと
どうしたって、穏やかな対応が難しい時ってやっぱりある。

優しくしたくても厳しくなるとか、不満を外に出さないといられないくらいのとき
それは「気持ちいっぱいいっぱい」の病み上がりと同じ状況で、

何しても辛い、悲しい時って
「40度の高熱が出ているくらい体が最もしんどい」と同じ状況

なのかもしれない。

そうか。
いっぱいいっぱいだと無意識に無用なもめごとを起こしやすい(ている)
状態かもしれないな。
自分と周りの人を守るために、まずは、心の風邪を治すためのちょっと休憩が必要なんだな。

いや

そういうときって大概やることに追われている(だからいっぱいいっぱい)から、
そんな休めないよ!って思っているかも。


もう、これ以上入りません!

さあ、

明日からインフルエンザ休養期間が明けて、
日常に戻ります。

普段は、イライラしたり、やめてほしいなーと思える言動も
あなたは「熱がある」とわかっていて
「しんどい」と理解していたから
寛容な態度で見守ることができました。

次にいっぱいいっぱいのサインに気づける機会があったら
私はどうする?

いっぱいいっぱいのサインが家族に出ていたら
私は何をする?

#インフル
#まぁいっか
#イライラ
#これからどうする
#辛いのは必ず終わりが来る
#机上の小競り合い
#頭の中ではできるリアルってそう簡単じゃない

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